内容説明
本書は、マイノリティ女性の視点を社会や政策に位置づけることの重要性と今後に向けた課題・展望を、2003年夏の女性差別撤廃委員会による日本政府報告書審査の過程に焦点を当てつつ明らかにすることを目的に編まれた。
目次
複合差別とは―ナイロビ女性会議から女性差別撤廃委員会日本審査までの軌跡
第1部 マイノリティ女性の視点から審査を活用する(審査の結果と課題;マイノリティ女性の声―運動の現場から;審査に向けた取り組み)
第2部 国際的な視点から複合差別を考える(反人種主義・差別撤廃世界会議におけるジェンダーと人種主義;グローバル化と複合差別)