内容説明
被差別の子どもたちは、自尊感情(セルフ・エスティーム)が低いと言われます。今日的な差別は、露骨な差別言動として現れるよりも、自分自身で内側から自己の可能性を制約するといった現れ方をするため、どのように否定的な自己像をつくり替え、自己実現を行っていくのか、その解決の方途を探っていくことが重要です。座談会では、被差別の社会的立場にある青年・高校生のこれまで経験してきた学校教育、子ども会、友達とのつきあいで感じたりしたことなどが語られています。
目次
1 子どもがエンパワーする人権教育研究プロジェクトについて
2 子どものエンパワメント(視点および概念)
3 子どものいま(現状)
4 子どもの心にせまる
5 子どものエンパワメント空間
6 地域・学校環境をどうつくりかえていくのか