内容説明
冤罪、狭山事件。被差別部落に対する予断と偏見により逮捕され、獄中から無実を叫び続けた石川一雄さん。再審請求の道半ばで、無念のうちに2025年3月11日に亡くなった。長い年月に詠んだ数多くの短歌から40首を厳選。その歌に込めた辛苦を語る。
目次
獄中短歌(20首)(鉄格子顔すりよせて聴く〓の声 生まれし街が思い出さるる;色褪せし蒼き蒲団にくるまりて 眠れば夢に父母浮かぶ;紫か紅か萎りか朝顔の 花は明日を知らんで咲くも ほか)
仮出獄後短歌(12首)(冤罪の受刑生活解かれども 故郷に立ちて吾は浦島;新世紀迎えし一歩踏み出せど 心の闇は何時に除けん;あだし野の露と化して幾十日 笑顔耐えなき義母は何処に ほか)
連載未発表短歌(8首 33番は獄中短歌)(吾胸に憔悴秘めて笑み会えば 金網越しに老いし母なく;苦難故涙は涸れずに川となり 司法に激流となって攻め入らん;束の間の光を浴びて散歩する 梅雨は明けても吾が心雨 ほか)
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