石川一雄 短歌に託して

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石川一雄 短歌に託して

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  • サイズ A5判/ページ数 120p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784759212082
  • NDC分類 326.23
  • Cコード C0036

内容説明

冤罪、狭山事件。被差別部落に対する予断と偏見により逮捕され、獄中から無実を叫び続けた石川一雄さん。再審請求の道半ばで、無念のうちに2025年3月11日に亡くなった。長い年月に詠んだ数多くの短歌から40首を厳選。その歌に込めた辛苦を語る。

目次

獄中短歌(20首)(鉄格子顔すりよせて聴く〓の声 生まれし街が思い出さるる;色褪せし蒼き蒲団にくるまりて 眠れば夢に父母浮かぶ;紫か紅か萎りか朝顔の 花は明日を知らんで咲くも ほか)
仮出獄後短歌(12首)(冤罪の受刑生活解かれども 故郷に立ちて吾は浦島;新世紀迎えし一歩踏み出せど 心の闇は何時に除けん;あだし野の露と化して幾十日 笑顔耐えなき義母は何処に ほか)
連載未発表短歌(8首 33番は獄中短歌)(吾胸に憔悴秘めて笑み会えば 金網越しに老いし母なく;苦難故涙は涸れずに川となり 司法に激流となって攻め入らん;束の間の光を浴びて散歩する 梅雨は明けても吾が心雨 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

門哉 彗遙

5
石川一雄さんが獄中で詠んだ短歌二十首、仮釈放後に詠んだ短歌二十首、そしてそれぞれにインタビュー記事が掲載されている。 警察に騙されて嘘の自供をしてしまったことへの悔しさを始め、家族や支援者への感謝が述べられていて、「見えない手錠がかけられたままでは両親の仏前に手をあわすことはできない」と言いながら、結局、その手錠ははずされることもなく、そのまま天国に逝ってしまった石川一雄さん。 2026/08/31

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