内容説明
著者たちが過去十数年取り組んできたフレイジオロジーの研究成果の集大成。理論編では、なぜフレーズが重要なのかをはじめ、我が国のフレイジオロジーの研究の歴史と成果を世界的な視野から明らかにした。実践編では、新たな視点から発掘した、英語母語話者も気づかないフレーズの多義・多機能、統語特徴を明らかにし、日本の英語研究の中で当たり前のように考えられていたフレーズを再検討した。
目次
第1部 理論編(コロケーション、定型表現、イディオム;我が国における英語の定型表現研究の歴史概観;近年の定型表現研究概観;現代英語の変化を見る視点―「効果的な意思伝達」と「労力節減」;英語の変化と辞書記述)
第2部 実践編―定型表現再考と定型表現形成傾向(whatで終わる命題部分省略定型表現の多義と多機能;here、thereを伴った定型表現の多機能と多義;let’s sayとその他の類似定型表現;and+接続副詞、but+接続副詞のパタンをとる定型表現の機能;why…?とhow come…?の区別;同等比較表現の再検討―as…as any(…)/as…as ever lived
譲歩を表す定型表現に伴う省略現象と機能転換
副詞muchとveryの用法)
著者等紹介
八木克正[ヤギカツマサ]
関西外国語大学教授。関西学院大学名誉教授。1944年生まれ。専門分野は英語辞書学、英語のphraseology、英語音声学。日本英語コミュニケーション学会学術担当理事および編集委員、日本英語音声学会副会長、英語語法文法学会元会長・現在名誉顧問、関西英語語法文法研究会会長、フレイジオロジー研究会代表
井上亜依[イノウエアイ]
防衛大学校総合教育学群外国語教育室准教授。専門分野は現代英語のphraseology。2007年5月日本英語音声学会奨励賞受賞、2010年3月山崎賞(防衛省学術振興会)奨励賞受賞、2012年10月日本英語コミュニケーション学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 以下、無用のことながら