内容説明
「幸福」という概念の考察にあたって言語学からの独特の光を当てたり、日・英語の積年の問題に意表を突く発想で切り込んで仕組みを解き明かしたり。ことばに関して思わず「そうだったのか」となる十数編の論考を収めた。
目次
第1部 「幸福」を言語学からみる(幸福の言語学)
第2部 生活空間の中の「ことば学」(唯我独尊の言語学;色即是空の言語学 ほか)
第3部 認知的視点から英文法を見つめ直す(認知英文法管見―認知的視点からの英文法再考)
第4部 日本語と英語の間(「うなぎ文」を英語で考える;不親切な言語、英語 ほか)
第5部 「努力なしの英語の達人」などありえない(「英語による英語の授業」について;文の生成と決まり文句について ほか)
著者等紹介
安井稔[ヤスイミノル]
1921年、静岡県生まれ。1944年、東京文理科大学英語学英文学卒業。東京教育大学教授、東北大学教授、筑波大学教授、芦屋大学教授、静岡精華短期大学学長を歴任。東北大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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