内容説明
本書は、構造を重視する「生成文法」の視点と、意味や機能を重視する「機能的構文論」の視点から、英語のさまざまな構文、例えば動詞句削除、疑似分裂文、穴開け、否定対極表現、使役文、場所句倒置文などを考察する。これらの考察から英語の文の構造を明らかにし、これらの構文が適格となるための統語的、意味的、機能的条件を提示する。そして、生成文法と機能的構文論の両視点が、構文研究を行う上で必須であることを示す。
目次
第1章 生成文法の威力
第2章 生成文法の落とし穴
第3章 動詞句削除規則―構文法的制約と機能的制約
第4章 疑似数量副詞の修飾ターゲットと文の構造
第5章 疑似分裂構文
第6章 「穴開け」規則
第7章 否定対極表現の認可条件
第8章 使役文の表す意味―Have使役文を中心に
第9章 「場所句倒置」構文の適格性条件
著者等紹介
久野〓[クノススム]
1933年、東京都生まれ。ハーバード大学名誉教授。Ph.D.(ハーバード大学)
高見健一[タカミケンイチ]
1952年、兵庫県生まれ。学習院大学文学部教授。文学博士(東京都立大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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