内容説明
本書では、冒頭で英文の理解を困難にしている最大の原因を突き止め、この本で取り組む内容を明確に示します。本編においては、まずは基本となる八つの文型の知識を定着させたうえで、文と文が結びつき、複雑化していく仕組みを解き明かしていきます。ごく初歩の英語力と、多少の根気さえあれば本書は独力で読み切れます。そして、念入りな復習を終えた後には、英文法の土台の部分の知識が、整理された状態で獲得されているはずです。とりわけ英文法の最大の難所の一つである関係詞については、日本語文法の知識を用いながら、おそらくこれまでになかった方法での説明を試みました。
目次
第1部 基本8文型とその変形―単語と単語の結びつき(平叙文;疑問文;感嘆文 ほか)
第2部 接続詞―文と文の結びつき(等位接続詞;従位接続詞;等位接続詞と従位接続詞の比較)
第3部 準動詞句―従属節の収縮(準動詞句;準動詞句の主体;準動詞句の時制 ほか)
著者等紹介
澤井康佑[サワイコウスケ]
昭和47年神奈川県生まれ。慶大卒。元・東進ハイスクール講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いもむし
1
伊藤和夫の英文解釈教室を読むための本と聞いて興味を持った。構文を把握できるようになることに重点を絞った解説書。したがって網羅型の英文法書とは違い、各項目の濃淡がはっきりしている。目次が非常によくできてるので復習に便利。アマゾンのレビューで同著者の他書について言及されてることだが、図があまり用をなしてない感がある。ただ非常に真面目に書かれているので好感大。薬袋善郎のリーディング教本あたりがこれの類書になるのかなと思うが、平易な英文で解説されてるぶん、完全な初学者はこちらのほうがいいかもしれない。2012/09/03