内容説明
Brown Corpusの公開から半世紀、British National Corpus公開から四半世紀が経過し、コーパスは英語研究における不可欠な手段として定着した。コーパスの登場によって、「言えるか言えないか」という文法性の議論に加え、「実際にどの程度言うか」という典型性や標準性に基づく議論が可能になったと言える。本書は、文法研究・語法研究・教育研究という3つの分野に焦点を当てながら、これまでのコーパス研究の成果をまとめ、今後の研究の可能性を論じる。
目次
第1章 コーパス研究の展開(コーパスの定義と意義;データ収集の方法 ほか)
第2章 コーパスと英語学―認知言語学的観点から(コーパスを用いた英語学研究の理論と方法;海外におけるコーパスを用いた英語学研究の紹介 ほか)
第3章 コーパスと英語語法研究(コーパスと英語語法研究;海外におけるコーパスを用いた語法研究の紹介 ほか)
第4章 コーパスと英語教育研究(コーパスを用いた英語教育研究の概要;海外におけるコーパスを用いた英語教育研究の紹介 ほか)
著者等紹介
石川慎一郎[イシカワシンイチロウ]
神戸大学大学院文学研究科・岡山大学大学院文化科学研究科修了。博士(文学)。現在、神戸大学教授。専門は応用言語学
長谷部陽一郎[ハセベヨウイチロウ]
京都大学大学院人間・環境学研究科単位取得満期退学。修士(文学)。現在、同志社大学准教授。専門は認知言語学
住吉誠[スミヨシマコト]
神戸市外国語大学大学院外国語学研究科修了。博士(文学)。現在、関西学院大学教授。専門は英語語法文法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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