出版社内容情報
本書の14名の執筆者は日頃、各種の英語検定試験対策や英作文といった「実用的な」英語教育に携わるとともに、英米の文学作品に深く切り込み、字面の奥の神髄に迫る教育を実践する英語読みのプロである。その英語読みのプロが、英語で書かれた文学作品が英語の深い読みを促し、多面的な思考を可能にすることを具体的な作品を基に述べる。英語の読み方や味わい方を学びたい読者諸氏はもとより、さらに 深い英語の読み方を身につけたいと願っている高校生や大学生にお勧めする。執筆者(掲載順):倉林秀男、安藤聡、鈴木章能、江藤秀一、中田元子、松本三枝子、原田範行、米山優子、井石哲也、青山加奈、千森幹子、飯田敏博、戸田勉、大木理恵子。
内容説明
本書の14名の執筆者は日頃、各種の英語検定試験対策や英作文といった「実用的な」英語教育に携わるとともに、英米の文学作品に深く切り込み、字面の奥の神髄に迫る教育を実践する英語読みのプロである。その英語読みのプロが、英語で書かれた文学作品が英語の深い読みを促し、多面的な思考を可能にすることを具体的な作品を基に述べる。英語の読み方や味わい方を学びたい読者諸氏はもとより、さらに深い英語の読み方を身につけたいと願っている高校生や大学生にお勧めする。
目次
1 英語の読み方・味わい方(入門編)―英語を読む秘訣(英語的発想法を身につけるための文学作品の読み方;『ナルニア国物語』を英語で読む―英語教育における「読むこと」の重要性;言葉は心の窓―英語をきちんと理解すれば人の心が見える ほか)
2 英語の読み方・味わい方(応用編)―英語で英文学の作品を読む(ディケンズのヤングケアラーたち;語りと語り手―『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』と『ミドルマーチ―地方生活の研究』;イングリッシュネスもしくはメタ・イングリッシュネス―オースティンの『高慢と偏見』にみる恋愛の表現技法 ほか)
3 英語の読み方・味わい方(上級編)―言葉遊び・戯曲・詩を極める(英語で『アリス』を読めばノンセンスのなかのセンスがみえる;『ピグマリオン』から『聖女ジャンヌ・ダルク』へ―バーナード・ショーの磨き上げた言葉の束;韻律法のすすめ―英語の音の「あや」を読み解く)
最後に 機械翻訳の可能性はいかに?(虚学のすゝめ)
著者等紹介
江藤秀一[エトウヒデイチ]
常葉大学学長、常葉大学外国語学部特任教授、筑波大学名誉教授、Dr Johnson’s House(ロンドン)理事、博士(文学)。専門:18世紀イギリス文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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