出版社内容情報
戦国の世に、宿命を背負い生まれてきた戸次八幡丸。
彼は、父・戸次親家が主君・大友親治の愛息を死なせた罰として、死に追い込まれた妻の腹から取り出された子であるがゆえに、「鬼の子」と呼ばれていた。
幼い頃から北九州にて戦の才を発揮した八幡丸は、戸次鑑連と名を改め、やがて大友最強の将と称えられるようになる。
その壮絶な生い立ちとは裏腹に、多くの家臣に囲まれながら、最愛の女性・お道を妻に迎え、幸せに包まれた日々を過ごす鑑連だったが、過酷な運命が襲いかかり……。
後の立花道雪を主人公にした、歴史小説の傑作が待望の文庫化!
(解説・内田剛)
【目次】
内容説明
戦国の世に、宿命を背負い生まれてきた戸次八幡丸。彼は、父・戸次親家が主君・大友親治の愛息を死なせた罰として、死に追い込まれた妻の腹から取り出された子であるがゆえに、「鬼の子」と呼ばれていた。幼い頃から北九州にて戦の才を発揮した八幡丸は、戸次鑑連と名を改め、やがて大友最強の将と称えられるようになる。その壮絶な生い立ちとは裏腹に、多くの家臣に囲まれながら、最愛の女性・お道を妻に迎え、幸せに包まれた日々を過ごす鑑連だったが、過酷な運命が襲いかかり…。後の立花道雪を主人公にした、歴史小説の傑作が待望の文庫化!
著者等紹介
赤〓諒[アカガミリョウ]
1972年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。上智大学教授、法学博士、弁護士。2017年『大友二階崩れ』(「義と愛と」改題)で第九回日経小説大賞を受賞しデビュー。23年『はぐれ鴉』で第25回大藪春彦賞、24年『佐渡絢爛』で第13回日本歴史時代作家協会賞作品賞・第14回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。