出版社内容情報
文化元年(一八〇四年)、如月。清明の日にふたりの女児が産声を上げる。
ひとりは蔵源美津。
蔵源家は黒兼藩で代々藩医を勤める家系で、祖父の教随は秘密裡に腑分けを行い、父の恵明は藩医学校「青雲館」を担う立場であった。
今ひとりは高越暁。
備前刀を手掛ける刀鍛冶の一族で、祖母の高越?は「女忠光」の異名を取っていた。
長じて、美津は医学、暁は鍛刀を志すことになる。
猪突猛進で焔にも似た美津、常に冷静で氷に喩えられる暁、女には困難とされる道を選んだふたりの人生が、十九の初夏、思いがけず江戸で交錯する。
志を胸に人生を切り拓いていく者たちの群像劇、いよいよ開幕。
【目次】
目次
文化元年(一八〇四年)、如月。清明の日にふたりの女児が産声を上げる。ひとりは蔵源美津。蔵源家は黒兼藩で代々藩医を勤める家系で、祖父の教随は秘密裡に腑分けを行い、父の恵明は藩医学校「青雲館」を担う立場であった。今ひとりは高越暁。備前刀を手掛ける刀鍛冶の一族で、祖母の高越?は「女忠光」の異名を取っていた。長じて、美津は医学、暁は鍛刀を志すことになる。猪突猛進で焔にも似た美津、常に冷静で氷に喩えられる暁、女には困難とされる道を選んだふたりの人生が、十九の初夏、思いがけず江戸で交錯する。志を胸に人生を切り拓いていく者たちの群像劇、いよいよ開幕。
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akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
273
最初の腑分けのシーンで、個人的に描写がグロく感じて、読むのはしんどいかなと思ったけど、そう思ったのは、このシーンだけ。時は江戸時代、医者の一族で医学を志す美津、刀鍛冶の一族で鍛刀を志す暁(ぎょう)。女性には困難とされる道を選んだ二人の人生。二人の主人公を、髙田郁が得意の艱難辛苦を絡めて、どう物語を味つけしていくのか楽しみ。そして、つる家ってあのつる家なのか。おいおい、こいつぁいけねぇ、いけねぇよう、もしあのつる家なら、種市も登場するのか。もしそうなら絶対に面白いこと間違いなしだ。2025/11/16
タイ子
194
新しい物語は時代の中で自分の道を信念を持ってひたすら進んで行こうとする2人の女性の物語。1人は医師の家系に生まれた美津。女医師になるのは困難な時代に美津は藩医学校では首席の成績。だが、周りは彼女のことをある特別な目で見ていた。片や、岡山備前の国から刀鍛冶になりたいために江戸に出てきて修行に勤しむ暁(ぎょう)。彼女の祖母は名の知れた刀鍛冶だけに背負うものも大きく、それゆえに目指す心も一途。同じ日に産まれた2人の女性の運命がどう動いていくのか、そしてまだ語られない謎の部分もどう解明されていくのか楽しみな作品。2025/10/10
名古屋ケムンパス
185
著者による待望の時代小説シリーズ第3弾です。今回は、あらゆる困難に立ち向かい、自らの高い志を遂げようと直向きに生きる主人公の二人の女性を描きます。ともに文化元年(1804年)如月、清明の日に生を受けた医師を目指す蔵源美津と刀鍛冶を目指す高越曉。当時、女性であることが夢の実現には大きな障壁になっていました。その二人がふとしたきっかけで江戸の地で出会うことになりました。人生を切り開く二人の出会いによって、物語が大きなうねりをみせてくれることに期待の膨らむ第1巻です。2026/02/09
Kazuko Ohta
185
料理人の次は呉服屋で、その次は医者ですか。読み始めたときはついに男性が主人公かと思ったけれど、そんなはずもなく。医者となる美津が登場するのは本作の最終章。その前章で描かれるのが刀鍛治の暁だから、えっ、暁だけでも1シリーズ書けそうなのに、ふたり出しちゃうなんてもったいないと思ってしまいました(笑)。しかし、氷に例えられる暁と焔のような美津、このふたりがいずれ固い絆で結ばれるのは確実で、楽しみで仕方ありません。きっと双方に過酷な世界が待っている。どうかあんまり虐めないでくださいね。と言っても無理か。(^^;2026/01/19
ひさか
181
2025年10月ハルキ文庫刊。書き下ろし。シリーズ1作目。遠い夜明け、授けられた灯、春の傷、高々と灯を掲げよ、の4つの章で構成。美津と暁の物語になるのだろうか。次巻が楽しみ。早く次巻を…。2025/12/16
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