出版社内容情報
理術師の樋口伊織は、妖かしの子・蒼太と女剣士・黒川夏野を同じ理一位の本庄に引き合わせるため、西の都である斎佳を目指すべく旅に出た。
道中立ち寄った町が妖魔の襲撃を受け、応戦することに。
戦いの最中、自身の力をうまくコントロール出来ない蒼太の身に妖魔が襲いかかる。
絶体絶命と思われたその瞬間、頭上に暗雲が立ち込め、稲妻が妖魔を撃ち抜いた。
これは己の力ではない、まさか妖魔の王・黒耀が──。
傑作時代ファンタジー第一部完結!!(解説・吉野 仁)
■装画・六七質
■装幀・かがやひろし
内容説明
理術師の樋口伊織は、妖かしの子・蒼太と女剣士・黒川夏野を同じ理一位の本庄に引き合わせるため、西の都である斎佳を目指すべく旅に出た。道中立ち寄った町が妖魔の襲撃を受け、応戦することに。戦いの最中、自身の力をうまくコントロール出来ない蒼太の身に妖魔が襲いかかる。絶体絶命と思われたその瞬間、頭上に暗雲が立ち込め、稲妻が妖魔を撃ち抜いた。これは己の力ではない、まさか妖魔の王・黒耀が―。傑作時代ファンタジー第一部完結!!
著者等紹介
知野みさき[チノミサキ]
1972年生まれ。ミネソタ大学卒業。2012年『鈴の神さま』でデビュー。同年、『妖国の剣士』で第4回角川春樹小説賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうこ
10
〈そうた おれはぶじだ もどってこい きょう〉人の欲と妖魔が組むとどうなるのか。何を信じれば、誰を信用すれば、己は救われるのか。それが最悪の形で出てしまった斎佳の町。夏野、伊織、薫、恭一郎、蒼太そして現れた黒耀。黒耀は人にとって敵なのか、蒼太にだけ味方なのか。稲森文四郎から伊沙の娘を救い出し、首に刀を切り付けた夏野。稲森はどうなったのか、この先どんな未来が待っているのか。今の平和が続くわけではないが、少しでも穏やかな日が続くことを望みたい。2025/01/15
ブラフ
8
【図書館】新装版シリーズ第4巻。2024/05/28
417
8
シリーズ第一部完結!!この巻も面白かったけど、怪しい人や妖が多くて黒幕は一体誰で、何がしたいのか疑問が残ります。第二部はどんな話になるのか楽しみだ。2023/08/07
ひまらやん
4
いや~、やっぱりいい🙆 この世界観、物語の進み具合、とても好き。 なんでもっとこの作品が話題にならないのか不思議だ。 こちらで第一部が完結。次巻からは書き下ろしで第二部のスタートと、楽しみが盛りだくさん。楽しみに待ってます。 あとやはりこのシリーズは、六七質さんが描くカバーイラストが素晴らしい☀️2023/09/13
トミレン
3
旧版からのファンは、これが最終巻で拍子抜けだったのではなかろうか。「最終巻」と銘打ってなかったのかな?いずれにしても、めでたし、めでたしという終わりかたにはほど遠い。このシリーズに関しては既にお腹いっぱいな気もするが、謎の解明や大団円が読みたい気持ちもあるし、続きも読んでいくこととする。2024/10/14
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