ハルキ文庫<br> 飛べない雛―横浜ネイバーズ〈2〉

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ハルキ文庫
飛べない雛―横浜ネイバーズ〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758445597
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

〈山下町の名探偵〉という名誉だがダサい二つ名を持つ、ロンこと小柳龍一。
横浜市内で起こったいくつかのトラブル解決にかかわったことから、誰かの役に立ちたいという気持ちが芽生え、探偵業を始めようかと考えるも、最近では相談事がまったくない。
あいかわらず暇を持て余していた彼のもとに幼馴染みのヒナから電話が入る。彼女の相談に何気なく乗ったロン。
だがそれが、ヒナが隠してきた大きな秘密の扉を開ける契機になり……
等身大の登場人物が大きな共感を集め、早くも話題沸騰の書き下ろしシリーズ、第二弾!

内容説明

“山下町の名探偵”という名誉だがダサい二つ名を持つ、ロンこと小柳龍一。横浜市内で起こったいくつかのトラブル解決にかかわったことから、誰かの役に立ちたいという気持ちが芽生え、探偵業を始めようかと考えるも、最近では相談事がまったくない。あいかわらず暇を持て余していた彼のもとに幼馴染みのヒナから電話が入る。彼女の相談に何気なく乗ったロン。だがそれが、ヒナが隠してきた大きな秘密の扉を開ける契機になり…等身大の登場人物が大きな共感を集め、早くも話題沸騰の書き下ろしシリーズ、第二弾!

著者等紹介

岩井圭也[イワイケイヤ]
1987年生まれ、大阪府出身。北海道大学大学院修了。2018年『永遠についての証明』で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

97
横浜市内で起こったいくつかのトラブル解決にかかわったロンこと小柳龍一が主人公のシリーズ2作目。ライトな事件が挟まれているが、幼馴染のヒナの過去の秘密や引き籠もりになった理由が明かされる。さらにロン自身の父親が亡くなった場面が描かれ、ロンを捨てて出ていった母親が犯罪の首謀者として登場するも・・また仲間の凪にも不穏な過去があるような予感が。相談事やトラブルを解決しながらも、ロンそして仲間達はどの様に展開していくのか。3作目も近々読む予定。楽しみ。2024/01/24

みかん🍊

92
シリーズ2作目、前回語られなかった幼馴染みヒナの引きこもりの原因や過去が分かる、前途ある高校生が周りの人間や誹謗中傷、SNSでの噂の拡散によって未来が閉ざされるなんてあってはならない、そして当事者は誰も罪悪感も反省もない、犯人が判明しても失われた時は戻らない、そして今回はロンの父母の事が解明してくる、関わらないでおこうと閉ざしてきた両親の事が大人になり少しは考えられる様になってロンはどういう結論を出すのか、次作は凪の秘密が明かされそうだ。2023/12/08

おつぼねー

72
シリーズ1作目があの終わり方だからこの第2弾も読むよね。で、またまた次もだね。ライトなんだかシリアスなんだか、素人としては有り得ない状況の設定だけど何故か許せる。「山下町の名探偵」の周囲は今日も不穏な空気が。2023/09/14

ぽてち

43
2ヶ月連続刊行となる「横浜ネイバーズ」第2巻。4篇が収録されている。今回ロンは、周囲にいる大切な人たちのために奔走する。最初の2篇はヒナをめぐる話。前巻のラストで思わせぶりに書かれていた謎が明かされる。そんな簡単に解決しちゃうのかいと突っ込みたくなるが、まあエンタメ小説なんでよしとしよう。3篇目はマツが絡むがあっさりと終わる(笑)。そして4篇目はロン本人の過去にまつわる話だ。美容系ユーチューバーや詐欺を取り上げているが、前巻とはちょっと趣が異なり〈山下町の名探偵〉の冴えは感じられない。第3巻はいつかなあ。2023/05/16

ヒデミン@もも

42
今回も面白かった。これも読み友さんからお借りした本。みんな、いろんなものを背負い込んで生きている。しかし、『飛べない雛』ってタイトルが真実をわかるとますます重い。神様って意地悪だ。こんな試練要らないよ。しかし、ロン。いくらなんでも鈍すぎる。探偵なんてムリなんじゃないのかと、要らぬ心配をしてしまう。次は凪なのか。何やら不穏な気配を感じつつ3巻へ。2024/02/19

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