出版社内容情報
太田裕二(53歳)の職業は地方局のアナウンサー。
妻と大学三年生の娘と三人暮らしで、公私ともに平凡ながらも幸せな人生を歩んでいたが、心の奥底には学生時代からずっと引きずっているトラウマがあった。
野球少年だった太田は「将来プロ野球選手になる!」という夢を抱きながら高校生活の最後の夏、地方大会の決勝のマウンドに立っていた。
しかし「あと一歩で甲子園」というところまで来ていたにもかかわらず、無残にも打たれてしまい、プロ野球選手になるという夢は儚くも散ってしまった。
それから35年の歳月が流れ、心の傷となっていた一球に賭ける想いも薄れてきたある日、自身の番組で太田が発した一言がきっかけとなり世の中が急激に動き出す。
それと同時に、忘れかけていた太田の「プロ野球選手になる!」という夢が再び燃焼し始めるが――。
夢はいくつになったら諦めなければいけないのか? 53歳、中年男の挑戦が今、始まる!!
内容説明
高校球児だった太田裕二は「将来プロ野球選手になる!」という夢を抱いていたが、あと一歩というところで甲子園の出場を逃し、その夢は儚くも散ってしまった。その後、太田は地方局のアナウンサーとなり、夢を諦めてから三十五年の歳月が流れ、五十三歳になっていた。そんなある日、番組で太田が発した一言がきっかけとなり、世の中が急激に動き出す。それと同時に、忘れかけていた「プロ野球選手になる!」という太田の夢が再び燃焼するが―。中年男の挑戦が今、始まる!!
著者等紹介
横山雄二[ヨコヤマユウジ]
1967年生まれ。宮崎県出身。1989年、株式会社中国放送に入社。アナウンサーを主軸にテレビやラジオのバラエティ番組出演から、映画監督・俳優・小説家・歌手活動・作詞・俳句など、多彩なジャンルで活躍。主演映画『ラジオの恋』はアメリカのシネマベルデ映画祭で観客賞を受賞。初の映画監督作品『浮気なストリッパー』では、ミニシアターの観客動員記録を塗り替え、2015年には第52回ギャラクシー賞・DJパーソナリティ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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