出版社内容情報
両替商分銅屋仁左衛門の信用を得、いまや頼れる用心棒の諫山左馬介。
宿直明けのある日、長屋に寝に帰ると、隣人の柳橋芸者・加壽美が男と揉めて悲鳴を上げていた。
加壽美の正体は田沼意次に仕える女お庭番・村垣伊勢。本来助けは必要ないが、左馬介は近所の手前様子を見に行く。
だがこの後、村垣は襲ってきた男を殺めてしまう。これが大きな波紋を生み、田沼から加壽美は芸妓を退くよう命じられて……。
続々重版大人気シリーズ第十三作!
内容説明
両替商分銅屋仁左衛門の信用を得、いまや頼れる用心棒の諌山左馬介。宿直明けのある日、長屋に寝に帰ると、隣人の柳橋芸者・加壽美が男と揉めて悲鳴を上げていた。加壽美の正体は田沼意次に仕える女お庭番・村垣伊勢。本来助けは必要ないが、左馬介は近所の手前様子を見に行く。だがこの後、村垣は襲ってきた男を殺めてしまう。これが大きな波紋を生み、田沼から加壽美は芸妓を退くよう命じられて…。続々重版大人気シリーズ第十三作!
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年、大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業、歯科医師。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第16回中山義秀文学賞を受賞。2022年、吉川英治文庫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
75
日雇い浪人生活録「金の妬心」 13巻。村垣伊勢(香壽美)を襲った男を殺めた事から芸者を止めることに、左馬介との関係は、分銅や女中喜代さんとのやり取りは・・・次巻が楽しみですね。2022/08/02
やま
67
江戸屈指の両替商分銅屋仁左衛門の用心棒・諫山左馬介の活躍の物語です。甲州流軍扇術の遣い手の左馬介は、親の代からの浪人で日々食べていくのがやっとであったが、浅草に店を開く仁左衛門に仕事ぶりを認められて月極めの用心棒として雇われる。その左馬介に御側御用取次の田沼主殿頭意次が、凄腕の御庭番で美しい柳橋芸者・加壽美を監視に付けると。少々年増だが美人の分銅屋の女中・喜代とで左馬介の取り合いが始まる。🌿①➁へ続く→2022/06/22
蕭白
8
先が知りたくて一気読みしてしまいました。2022/05/14
わたしは元気
7
この後、どう話がすすむのでしょう。 早く次が、出ますように。2022/06/30
kazukitti
6
どっちの嫁でショーを盛り上げる準備号ってことでおk?w でも市中探索の任務にあるくノ一が、ついクソヤロウにキレて報復して任務終了って、それ切れ者ぉ?感あったかな。左馬之介散々煽る割にはハニートラップの仕掛け手としては、芸妓を表仕事にしてた割に、案外そなたも初心よのぉなど思うw2025/01/12