内容説明
南西航空方面隊司令官付き「副官」の斑尾怜於奈。ようやく副官業務に慣れてきた彼女に、宗教団体に入信している隊員から勧誘が!?そんな中、怜於奈は、初体験の指揮所演習に戸惑いながら参加する。それがまた彼女には大きな試練だった―。副官は演習でも大っっっ変!!自らも副官を経験した元幹部自衛官が、知られていないリアルな自衛隊を描く、大反響・本格自衛隊小説、第三弾!
著者等紹介
数多久遠[アマタクオン]
小説家、軍事評論家。航空自衛隊在職中から小説を書き始める。退官後、2014年、アマゾンから個人出版した電子書籍『黎明の笛』(現・祥伝社文庫)を大幅改稿してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秀玉
15
3巻目、1,2と読んできたが一番感動した。途中はシュミレーション演習をながなが書かれてもなぁと思っていたが、このように日本を守っているのかと感動。こういう防衛ってなんでも反対と洗脳されている人には何を言っても無駄だろうね。今、世間を騒がしている宗教問題と同じだと思う。だからロシアや韓国の人たちって、そういう教育を受けて育つからね。ロシアの親に何言っても無駄だったとの紹介もあったね。中国のエリート層はわかっているけど、出世と気に入られるための言動。本当は何が正しいか分かっている。と、おいらは少し感じている。2023/10/04
TheWho
14
一般大学から空自に入隊した二尉(旧軍では中尉)の女性自衛官を主人公に彼女が「副官」に任命され悪戦苦闘するドタバタ劇「航空自衛隊 副官 怜於奈」シリーズの3巻目。今回は、指揮所演習(CPX)の参加と先輩自衛官の宗教問題がメインであった。特にZ国(中国)を想定した尖閣諸島へのF35Bやいずもの展開等、緊迫した演習内容にも現状の南西諸島への危機感が描写されていた。昨今のウクライナ情勢にもシンクロして現実的な危機感がヒシヒシと感じられた。次巻の展開が楽しみです。2022/04/10
一五
9
演習がほとんど。つぎつぎ航空機機種 自衛隊用語だされても、どこが感心する所なのかもわからん。2023/07/05
寒っ!!
8
宗教の関係は早めに上司に報告をすべきだろうな。自分で抱え込んでも苦しくなるだけだろう。2022/08/31
陽ちゃん
7
シリーズ3作目。宗教は難しいですね。でも、本気で意見をしてくれ、心配してくれる同期がいるのは羨ましいです。第2章の指揮所演習の3日間は、飛び交う用語の半分も理解できませんでしたが(斑尾が副官付に説明してくれなかったら、もっと分からなかったです)、緊迫した雰囲気は伝わってきました。2022/10/29