出版社内容情報
東京湾臨海署の安積警部補のもとに、殺人事件の通報が入った。
若者ばかりが集まるライブハウスで、三十代のホステスが殺されたという。
女はなぜ場違いと思える場所にいたのか?
疑問を感じた安積は、事件を追ううちに同時刻に発生した別の事件との接点を発見。
繋がりを見せた二つの殺人標的が安積たちを捜査へと駆り立てる──。
「安積班」シリーズはこの一冊から始まった。
新装版第一弾は、寺脇康文氏と今野敏氏の巻末付録特別対談を収録!!
内容説明
東京湾臨海署の安積警部補のもとに、殺人事件の通報が入った。若者ばかりが集まるライブハウスで、三十代のホステスが殺されたという。女はなぜ場違いと思える場所にいたのか?疑問を感じた安積は、事件を追ううちに同時刻に発生した別の事件との接点を発見。繋がりを見せた二つの殺人標的が安積たちを捜査へと駆り立てる―。「安積班」シリーズはこの一冊から始まった。新装版第一弾は、寺脇康文氏と今野敏氏の巻末付録特別対談を収録!!
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年、北海道生まれ。上智大学在学中の1978年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て専業作家に。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、2008年に『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。2017年、「隠蔽捜査シリーズ」で吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆずぽん
33
ライブハウスで殺害された女性は毒殺だった。同じころ、マンションで男性の刺殺体が見つかった。二つの事件を繋げるものは・・・読みたかったシリーズ、初版は1996年とのことで、パソコンは一般に普及していない・携帯電話も出てこない。でも、地道な捜査はいつの時代も同じですね。このシリーズ追いかけて捜査方法が変わっていくのを感じるのも面白そうです。2023/08/29
み
28
安積さんシリーズにてを出しました♪アンソロジーとかでは読みましたが、キャラのイメージがちと異なってました^ ^いい意味で。今作は、時代を感じる設定でしたが、シリーズ読み進めます。今作では、速水さんが気になりました、カッケ〜。2022/12/08
てぃと
18
警察小説のアンソロジー物で安積シリーズ短編をいくつか読んでみて、安積シリーズを読み漁ることを決意。まずはシリーズ1作目の本作を読んでみました。警察組織の臨場感、そして個性的な刑事らの人間模様、うん、やっぱりこのシリーズは面白いようです!シリーズ全編読破を目指して少しずつ他の作品も読んでいきたいと思います。2022/03/09
さくさく
16
これも読みたかったシリーズで、初版は1996年とのこと。新装版が出て手に取ってみたところ、いつ読んでも清々しい心地よさが感じられる。安積警部補とそのメンバーたちの信頼関係とか上司部下を感じさせない風通しの良さとか、こういったメンバーシップを作れる会社や組織が結果を出せる。犯人逮捕のためには地道な捜査も大切だが、個々の持ち味を存分に活かして一秒でもホシを上げるという団結感もまた重要。このシリーズも最新巻まで早く追いつきたい。2023/04/15
もえぞう
8
初めて安積班シリーズを読みました。最初に銃撃戦があり、今野敏さんの本にしてはちょっと珍しいな、と思いました。中間管理職の苦悩みたいな感じも全面に出ていて、その中間管理職の苦悩も報われる終わらせ方も今野敏さんらしくて良かったです。このシリーズも読もうと思います。2023/02/06