内容説明
神田にある猫手長屋の大家・代三郎は、仕事もせず、寝てるか三味線をかき鳴らすだけのぐうたら大家。しかし、彼には小さい頃、命を助けてもらった故郷、猫手村の郷神・大猫さまから授かりし使命があった。ある日、定州・来栖家の江戸上屋敷で、なにやら「腑抜け」という謎の病気が流行っているらしいという噂が舞い込むが―。茶屋を手伝う幼馴染の於巻と、飼い猫(化け猫!?)の栗坊に尻を叩かれ、今日も江戸に跋扈した魔物退治に奮闘する!新たな江戸ファンタジー事件帖シリーズの登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽろん
34
久しぶりに目にする仲野ワタリさんの新刊。ワクワクして読み始めたら、何だか、読んだ気がする。よく見たら、ふぬけうようよの改題本でした。今回もサクッと読了。西洋の化け猫恐るべし。2020/10/21
ちょん
22
なんか読みやすいけど読みにくい、頭に入りにくい(笑) 軽い感じの時代小説で猫も出てくるしすごく好きなのに何故?主人公が三味線ひきながら歌うシーンだけは今のところどうしても好きになれない(笑)2022/02/24
あずとも
5
魔物退治の人と飼い猫(化け猫)とのバディもの。神様も魔物も戦うのも猫、取り敢えず猫だらけ。魔物の存在理由というか行動理由がもっと詳細に設定されていたらより面白かったかも。魔物退治という目的が分かったあとは展開も早く面白かった。2020/09/17
ううち
4
読んだことあるなと思ったら『ふぬけうようよ』の改題本とのこと。残念。べべべん。2024/06/20
カエル氏
1
なかなかの死闘。大猫さまもつくもがみも好き。栗坊うちにも来てほしい。2024/01/10
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