内容説明
「年を取っても元気な人」には、科学的な共通点があった!
最新研究でわかった、「日本人の体質に合った健康法」とは?
あなたの食事や運動習慣、ライフスタイルに応じて、
「老化時計」の進み方は大きく変わる――
運動疫学や運動生理・生化学の発展に伴い、
精緻なエビデンスが積み上げられてきた《健康科学》。
近年は、老化プロセス自体をコントロールすることで、
健康寿命を延ばす「ジェロサイエンス仮説」も注目されている。
本書では、その成果を豊富な最新データとともに紹介。
日本人ミドル~シニア層を対象とした調査研究から、
長生きにつながる高い運動・食事・生活習慣を指南する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
83
ブルーバックスの健康に関する本はどれもためになります。著者は、早稲田大学スポーツ科学学術院名誉教授。学生時代からボート部に所属して、後期高齢者となった今もマスターズに参加している現役選手。高齢者にローイング運動をすすめ、その効果を研究成果として論文化しています。2型糖尿病の原因は、筋肉が糖を使いづらくなってしまうこと。週3回以上の運動トレーニングで糖取り込み能力が高まるとのこと。筋トレを実施している60歳以上は約10%と低く、有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせ、運動を習慣化し心肺機能を高めましょう。2025/05/11
coldsurgeon
8
老化を防ぐことは、なかなか難しいと思うが、健康寿命は、延ばせるならば延ばした。記載してあることは、比較的科学的根拠があるものが多い。提案通り実践できればいいのだが、運動はハードルが高い。食事は、ある程度、対応可能だ。そして、習慣は意図的に変えるしかないだろう。2025/05/09
ノリピー大尉
4
よく身体を動かし、コーヒーを飲むことでサルコペニアを予防できる可能性が高い。 (コーヒーの成分が筋肉の合成を促進しつつ、タンパク質の分解を抑制するらしい) 心肺体力を向上させることで、2型糖尿病の発症を抑えることができる。2025/05/05
えんじ
2
ブルーバックスで出ていたので、最近の情勢も知りたく購入した次第。基本的には、よい食事、よい運動などのうらづけが語られている。しかし、ちょっと前によく語られていた摂取カロリーを減らすという手法については、語られることがない。一面的効果でリスクがあったということなのだろうか。何周か回って、結局、日本食もということになっている。確証が得られてよかったということにしておきましょうか。2025/04/20
Go Extreme
2
サクセスフル・エイジング 幸福な老い 元気な老年期 健康寿命の延伸 心肺体力と筋力 最大酸素摂取量 全身持久力 筋トレと有酸素運動の組み合わせ 倹約遺伝子 恒常性の維持 フリーラジカルによる細胞障害 抗酸化システム 習慣的な運動トレーニング ヘルシー日本食パターン 生物学的老化の遅延 すいすいウオーキング法 ノルディック・ウオーキング タバタ・トレーニング 内臓脂肪の蓄積 ロコモティブシンドローム サルコペニア 社会的時差ボケ フレイル予防 動楽と食楽 ジェロプロテクター2025/04/12