内容説明
駅伝の魅力って?仲間の頑張りを信じ、想像することさ―。修学院大学陸上競技部に駅伝選手として入部した走水剛の目標は、「オリンピックで金メダルを取ること」。とはいえ精鋭が集まる陸上部では、タイムも実績もチームメイトに及ばなくて…。破天荒でまっすぐな主人公が、仲間とともに箱根駅伝で襷をつなぐ。三ヵ月連続刊行スタート!
著者等紹介
須藤靖貴[スドウヤスタカ]
1964年東京都生まれ。駒澤大学文学部卒業。スポーツ誌や健康誌の編集者を経て、99年に『俺はどしゃぶり』で第5回小説新潮長篇新人賞を受賞しデビュー。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
171
走水剛(はしりみずたける)のランナーとしての競技人生の話。まずは箱根駅伝編といったところかな。練習の大変さや部の雰囲気、コースを走ってる姿、講義を受けてる描写もあり大学生活の雰囲気とか、しっかり目に浮かぶ。油谷監督の訓話がまた良くて、この物語から学ぶこともある。もちろんレースの描写も抜群で、剛がどう成長していくのかも楽しみで、続きを間隔あけずに読みたいと思わせる物語。ということで、すぐに次作に進みます。2021/01/12
minami
45
TVで駅伝を観ながら読もうと思ったのだけれど、ついTVに齧り付いてしまった。この作品は駅伝のイベント参加のための読書となるところが、読み遅れてまるで繰り上げスタートの気分。走水剛(はしりみずたける)の夢は東京五輪の金メダル。こちらは箱根篇で、彼の大学陸上競技部での練習を積む毎日が描かれる。剛の父親の独特さや監督や仲間との熱い交流も面白い。でも今まで読んだ「チーム」「風が強く吹いている」とは少し趣が違っていた。これは剛のドラマで、駅伝そのものの物語ではなかったが、彼はとても魅力的。剛の成長をぜひ見守りたい。2023/01/06
カブ
33
駅伝やマラソンがテーマの物語が好きです。本作は、箱根駅伝選手として修学院大学に入学した走水剛の2年生までのお話。これからの成長が楽しみ。2019/06/26
Nobuko
7
6巻まであったデッドヒートの加筆修正版 忘れてた部分もあり楽しく読めました 父の教えや監督の訓話がどれもよい!しかし箱根駅伝でのブレーキになってしまった人や甲子園でのエラーで負けた人の想いはつらいなぁ・・・2021/03/11
ツバサ
7
箱根駅伝を観たら、陸上を舞台にしている話を読みたくなったので読みました。ランナーの練習や箱根の難しさが盛り沢山で熱い物語でした。続きが非常に楽しみです。主人公の走水の成長が気になります。2020/01/10