内容説明
読売に載るほどの活躍をみせた龍野藩元藩士・毬谷慎十郎は、江戸の闇を牛耳る菰の重三郎にその豪傑ぶりを気に入られ、世話になっていた。ある日慎十郎は重三郎から、蘭方医・高野長英の用心棒を頼まれる。巷で尚歯会の蘭方医が辻斬りにあう事件が続き、長英はその会の中心人物であるという。長英の険のある物言いに怒りを覚えながらも、医師としての真摯な姿勢に惹かれていく慎十郎だったが…。様々な人生の先達に学び、“真の強さ”をひたすらに追い求める若武者を描く、シリーズ第六弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。緻密な構成力に、迫力のある剣戟と人間の濃やかな心の機微を併せもつ筆致で、多くの読者を魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
112
あっぱれ毬谷慎十郎「遺恨あり」6巻。深い考えがあっての行動なのかはたまた思いつきなのか、結果は上手く収まって良し面白いですね慎十郎さん、故郷に錦を飾れるのか、はたまた道場主になるのか次巻を楽しみにです。2017/04/20
蕭白
5
思っていた以上に引き込まれました。2024/03/12
ひさか
1
2017年2月ハルキ文庫刊。3話の連作短編。表紙を開けてすぐに綴じられた一枚「あっぱれ江戸かわら版(飛脚仲間坂岡屋)」が何よりも、楽しい。本編は3話とも、ありふれていて、イマイチです。2017/06/05
goodchoice
1
主人公がやや軽すぎて読んでいて違和感がある。まあ、そういうところが坂岡さんらしいが。2017/03/05
Masayoshi Arakawa
0
20190212 108 読了❗続く?❗でよかった❗2019/02/09
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