内容説明
二十四の若さで寺社奉行に抜擢された、播州竜野藩の藩主、脇坂淡路守安董。坊主や神職という海千山千の一筋縄ではいかない相手でも、「悪」とわかれば容赦なく裁きをくだすことから「脇坂閻魔」と恐れられていた。雨乞いをする美女の巫女が突如失踪してしまう事件や、参拝中の町民が毒殺される事件など難解な問題が発生する中、脇坂は大奥の中にまで出入りしている僧侶と対峙することになる―。一巻目から大きな話題を呼んだ、人気シリーズ待望の第二弾!!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞しデビュー。2015年「耳袋秘帖」シリーズで、第4回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
94
閻魔裁き「雨乞いの美女が消えた」2巻。寺社奉行脇坂淡路守安董(通称脇坂閻魔守)のお裁き面白かったですね、楽しく読めます。2018/09/03
こおり
10
閻魔(2) 若き寺社奉行 脇坂淡路守が大活躍。いよいよ、寺社と絡まる大奥にもメスを入れようとするも、女どもの抵抗は凄まじく難航しそうだわね。呪いの五寸釘まで出ちゃってどうなる閻魔奉行!2017/01/15
ひさか
8
2016年10月ハルキ文庫刊。書下ろし。シリーズ2作め。今回もやや破天荒な脇坂閻魔が寺社での悪事を暴く話が面白い。大奥を敵にしたようで、次回が楽しみ。2016/12/22
timeturner
5
やんちゃな脇坂と天衣無縫でお茶目なゑい姫の若夫婦は魅力的だけど、鶴亀コンビのキャラとか美人のくノ一とか、ちょっとマンネリかも。大奥の描かれ方も漫画ちっく過ぎる。まあ、娯楽小説だから読んでいるあいだ楽しければそれでいいんだけどね。2017/03/11
まり
5
こちらも何故かサラリと読めてしまいました。まだシリーズ2作目ですので、これからに期待しています。2017/01/02