中公文庫<br> 両刃の斧

個数:
電子版価格
¥858
  • 電子版あり

中公文庫
両刃の斧

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月28日 07時37分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122066977
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

迷宮入り事件の解決が、大切な人を傷つける。

ベストセラー『雪冤』の著者が贈る慟哭のミステリー!


十五年前に何者かに娘を殺された元刑事・柴崎。

その事件の解決を目指す後輩刑事・川澄。

ある日、自殺した警察官の遺書が見つかったことから事態は急変し、手がかりすらなかった犯人の身元が明らかになる。

だが逮捕目前に迫った時、犯人と目される男が殺された――。


元刑事の復讐殺人に世間は騒然。
しかし、犯人は本当に柴崎なのか?
事件の裏に隠された、あまりにも悲しい真実とは。


文庫書き下ろし

内容説明

捜査一課の刑事・柴崎の娘が刺殺体で見つかった。懸命な捜査にもかかわらず、事件は迷宮入りとなった。十五年後、後輩刑事の川澄は犯人と目される男の身元を特定。だが逮捕を目前に、男は殺害された―。殺したのは柴崎なのか。これは解いてはいけない迷宮だったのか。事件の裏に隠された、慟哭の真実とは?

著者等紹介

大門剛明[ダイモンタケアキ]
1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。第二九回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をダブル受賞した『雪冤』で2009年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんたろー

183
大門さん8冊目は「フーダニット」に注力したミステリ…15年前に娘を殺された元刑事・柴崎。柴崎に恩義ある後輩・川澄が乗り出すと有力な容疑者が浮かび上がるが、逮捕目前にその男が殺さる。柴崎が復讐したのか?完全黙秘を貫く柴崎の心情を懸命な捜査で川澄が解き明かす…二転三転する展開と人物配置のバランスが良く、全く飽きずに読み進めた。家族を奪われた者の悲痛な声が響く中、誰もが怪しく感じるようなミスリードも巧みで、社会派ミステリの見本と言える。悲しい真実が明かされるラストは切なかったが、川澄と娘でシリーズ化して欲しい!2019/07/16

モルク

104
刑事柴崎の娘が刺殺されたが、事件は迷宮入り。それから15年、事件は動き始める。逮捕を目前に犯人と思われる元警察官は殺され、そして元警察官を黙認していた上司も狙われる。その現場に刃物を持っていたのは定年退職後の柴崎だった。柴崎の恨みによる犯行なのか、逮捕後黙秘を続ける柴崎…真実はどこに。娘を殺された元刑事と彼を慕い真実を追う後輩刑事たち。それぞれが苦しみ慟哭する。やりきれない思いと真実を求める思いが交錯し進んでいく。二転三転する展開に引き込まれる。人間ドラマでもあり、感動も伴いおもしろかった。2020/03/14

miww

94
15年前迷宮入りになった女性刺殺事件。急浮上した容疑者は逮捕直前に何者かによって殺害される。娘を殺された元刑事柴崎は復讐殺人と目され逮捕、犯行を自供するが取り調べでは完全黙秘、何も語ろうとしない。彼を熟知した後輩刑事が真相を追う。次々と怪しい人物が現れるがどれも柴崎がそこまで庇う理由が見つからず、納得できない証言に悶々とする。辻褄が合わないいくつものピースがはまって明かされた真相と真犯人に愕然とし、柴崎夫婦の辛く哀しい運命とその愛情に涙が滲んだ。ミステリーと人間愛、どちらも堪能できる作品でした。2019/05/06

アッシュ姉

85
読むほどに深まる謎に夢中になり、真実が知りたくて一気読み。期待を裏切らない面白さと、予想を裏切る結末。いくつか気になる点はあったものの、真相に辿りつくまで楽しく翻弄されたので満足。三冊読んだ大門作品、どれもクオリティが高い。推理しても当たらないけど、想像できない展開と怒涛の終盤が毎回楽しみ。もう一冊積んであるので早く読みたい。2019/05/14

タイ子

82
ページを捲る手が止まらない。大門さん、読ませますね~。 警察関係者で占められたストーリーだけに、犯罪を暴くものも、暴かれる者も、切ない。15年前に愛娘を殺された元刑事、後輩刑事が犯人とおぼしき男を特定するも、何者かに殺されてしまう。娘の敵を取ったと元刑事が加害者とされて逮捕されてしまうのだが、隠された真相を追って後輩刑事の捜査が始まる。途中で犯人が予想できていくのだが、私のような素人が筋読みするのは100年早いって言われそうな衝撃のどんでん返しが待っていた。ウルっとさせるラストにホッと。2019/03/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13445776
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。