内容説明
師走も半ば、金座裏では総出で大掃除を終えた後、差し入れの河豚料理に、皆で舌鼓をうっていた。その席で、八百亀は定廻り同心・寺坂毅一郎についての八丁堀での“うわさ話”を持ち出すが…。金座裏にとって家族同然の寺坂に降りかかる難儀、そしてついに殺人事件が起きる。政次たちが、「北町奉行所」にはびこる悪と戦う、大人気書き下ろしシリーズ、待望の第二十六弾!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
127
鎌倉河岸捕物控「閉門謹慎」26巻。金座裏の九代目宗五郎さん健在大活躍の巻、十代目政次さんと息もピッタリ良いですね、佐伯先生このシリーズも長く続けてください。2015/06/14
KAZOO
55
久方ぶりに鎌倉河岸シリーズの最新刊が出て楽しめました。今回は金座裏の親しい侍が陰謀に巻き込まれてそれを金座裏の親分などが解決していくということで、親分は軍師であると褒められています。昔の江戸の年の瀬の様子が書かれていて楽しめました。2015/05/08
いつでも母さん
33
カバーに納得の1冊。どんなにお奉行さまが立派でも、同僚の足の引っ張り合いはあるわねぇ。男の嫉妬は女の以上か?(笑)今回は寺坂さんや家族は辛かっただろう・・しかし、金座裏はやはり宗五郎でもってるなぁと、嬉しい活躍の回で一気に読了の26弾でござんした。2015/05/04
ドナルド@灯れ松明の火
24
久しぶりに佐伯さんの本をグイグイ読み進んだ。大名家や小普請組・金貸し、奉行所の同心まで巻き込む奉行下ろしの悪企みに金座裏が乗り出す。まさに勧善懲悪だが、企みをあぶり出すために寺坂同心に降りかかった災難。本作は面白かった。2015/06/30
トモココ
24
鎌倉河岸シリーズ26の巻。閉門謹慎された寺坂の旦那のために、金座裏の面々が大活躍!! 今回は、宗五郎さんが大活躍。知恵と啖呵でスカッとさせてくれます!! 大人数の金座裏の食事風景もいいなあ…。仲間入りしたい(^o^)/2015/05/23