内容説明
幕府の隠密集団・黒鍬組の手先となった、天才役者・千代丸は、「桜山千太郎」として定町廻同心を演じる日々を送っていた。そんな折、一座の座頭・勘太郎を頼って、蘭学者の学生・矢原仙之助が、京都所司代・水野忠邦の手を逃れて江戸へやって来る。キリシタンと蘭学への迫害が強まる中、千代丸はかつて助けた蘭学医・泥庵からシーボルトへの密書を頼まれるが、その書を巡って、黒鍬組・水戸藩・間宮林蔵の三者が、勘太郎一座の生命を狙い始める。自らの正体を暴露して、一座が打つ一世一代の大芝居!!幕府の権力の行方と千代丸の運命は果たして?大人気シリーズ、いよいよ完結!
著者等紹介
幡大介[バンダイスケ]
1968年、栃木県鹿沼市生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒。テレビ局嘱託職員、CM製作会社などを経て、2008年「天下御免の信十郎シリーズ」で、時代小説作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
107
千両役者捕物帖「最後の大舞台」7巻。最終巻、登場人物総出演でドタバタ劇で霧散したようで少し物足りない感じかな。2015/08/23
み
17
さくさくと♪ドタバタと完結、も少し続くかと思ったけど。座頭の過去が半端な出し方で、そこにモヤモヤ(>_<)2015/08/07
mikipon
12
長く続くシリーズが多いなか、6巻で潔く?完結。毎回、ドタバタととっ散らかった感があるのに、上手くまとめていく。今回も、どうなることやらと思ったら、後は野となれ~風に江戸を脱出でした。お千代の人柄がどうも好きになれなかったけど、播磨の守が中々いい味で楽しめました。長崎に行ったその後がちょっと知りたいな。2015/04/27
カバン
11
勘太郎一座の命を賭けた大芝居は、とても見事でした。播磨守にいいところをもっていかれて、あっさりと終わりすぎな感じもしますが、面白いシリーズでした。2015/03/31
めにい
7
鮮やかにみんなをだまして終わりましたね~~。御贔屓筋の嘆きを思うと・・・・・・笑ってしまいます。2015/03/21