内容説明
空手部の選抜出場を応援する校内のポスターが、何者かによって破られた。それは掲載されている主将・結城の写真を狙っての犯行だった。だが目撃者の証言によると、犯人は彼女本人だという。その場にいたはずもなく、犯行に全く身に覚えのない彼女は、あることをヒントに真相に気づくのだが…(「被写体は初夢の彼方に」より)。驚愕のラストが待ち受ける青春ミステリー、待望の文庫化!
著者等紹介
蓮見恭子[ハスミキョウコ]
大阪府堺市生まれ。大阪芸術大学美術学科卒。2010年『女騎手』で第30回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
信兵衛
22
ちょっと凝り過ぎかな。ミステリ上の仕掛けもやり過ぎると惑わされるばかりで、面白さに繋がらない、という気がします。2018/01/02
ぽかちゅう49
15
しまったぁぁぁ!トリックものだったぁ~、って感じです(笑)空手を全面に押し出した女子空手ものを読むつもりだったので、そういう意味ではアテが外れました(^_^;)試合の描写はほんの少~し(T0T)読む時はトリックものとして読んでね♪
Kemmel
7
破られた応援ポスター、ばらまかれた写真、ブログへの嫌がらせ、そして偽ブログ、空手部の少女たちの身に起こった事件は終幕ではひとつに繋がり...という青春ミステリー。きめ細かく伏線張っているのはわかるのですが、"わかりにくい"というのが全体の印象かなぁ。青春小説っぽさとミステリー要素はそこそこですが、空手部である必要性は低かった気がしますね。2017/10/21
Koto
4
再読必須!驚愕のラストとあるが、勘がいい、もしくはある程度の読解力がないと驚愕も何も私のようにラストでも「???」となるだろうと思う。あとで振り返ってみるとそういうことかと分かったけれどこれは騙された。こういう煽り文句と組み立てだと、今ちょうど何度も目にしてる「イニシエーション・ラブ」を連想してしまう。(読んだことも観たこともないけど)余談だけど、「空手少女」には強く惹かれる。戦うときの凛々しく男にも劣らない気迫と、胴着を脱いだ年相応の少女らしさとのギャップを兼ねたところが何より魅力だ。2015/05/23
やま
2
このタイトルで武士道シリーズと似た内容のわけはないと思ってはいたが、今時の人が死なない推理小説だった。凝った作りだとは思うが、楽しめたかと言われると微妙。空手の描写が少ないのが残念。2015/03/01
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