内容説明
野上道場の門弟二人が何者かに斬殺された。一人は首筋を横に裂かれ、もう一人は袈裟懸けに大きく斬り下げられていたという。隠密廻り同心・長月隼人は、直心影流の兄弟子にあたる道場主の野上から、二人の無念を晴らしたいとの思いを聞き、探索を始める。同じ頃、江戸では商家の番頭と手代が殺される事件が続いていた。襲われたのは、いずれも陸奥国彦里藩と取引のある店の者であった。骸の刀傷から、門弟殺しとのつながりを見抜いた隼人は、やがて彦里藩を蝕む悪と対峙することに…。大好評書き下ろし時代長篇。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒。小学校教員在職中に執筆を始め、デビュー作『剣の道殺人事件』で、第36回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
17
たえさん懐妊、今後は長月隼人の剣客同心としての変化があるのか、剣の冴えは次巻が楽しみ。2013/08/13
myunclek
5
お気楽に楽しめる時代小説は、箸休めにはもってこい(少々失礼か…)でもでも、時代物も好きです。ご懐妊、おめでとう~♪2013/10/21
あかんべ
5
読み捨て時代小説としてシリーズなのにどの巻から読んでも同じ。ちょっと寂しい。せめて倒すまで努力したんだから前巻の必殺剣で戦って欲しかった。2013/08/06
さゆき
3
読みづらい文章だった。途中で飽きて断念。ていうかこれ、シリーズものだったのか? だからよく分からなかったのか?2013/10/06
壱分銀知恵
2
"やっとう"を堪能。相変わらず裏切らないでき。懐妊もめでたい、が、そのため恐怖心を覚える主人公…今後の隼人の心情が楽しみです。しかし、辻斬りに見せかけるなら特徴のある剣はやっちゃいけないよネェ〜2013/06/25