感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベルるるる
15
シリーズ8作目。前作で出てきた伊賀の組頭、柘植が再登場して、軍兵衛の探索の手伝いをする事になったのは良かった。貧しさから抜け出せずに悪の道へと走った配下の者を成敗して傷ついた心を癒してほしい。伊賀者の鍛えられた技を、善のために使う機会があれば、修行にも意味が見いだせるし・・・。これからも出番があるといいな。 ・・・まだ9作目は出ていないのよね。早く続きが出るといいけど。読みたい!2015/10/31
woo
9
取り敢えず既刊の最終巻。まだまだ続きそうだが息子の今後次第かな^^ ま、出れば読むけど「嶽神」シリーズ程には書き込みの質は高くない。それでも現存作家の中で、安心して手を出せる数少ない作家なので長生きを👍2019/07/10
文句有蔵
9
超々面白かった!顔を見るのも嫌だとお互いに思っている者同士に仲良く捕物をさせるだなんて、長谷川センセイ以外の一体誰が思いつくでしょう!陰険なやり口、嫌味の応酬に、ゲラゲラ笑わせて頂きました。本当に面白かった。これで既刊8冊の読了となってしまったけれど、これまでの登場人物が全てうまく使われ、動き、歯車がピタリと合わさって動いた、というこの感じは集大成を感じさせるのが一抹の不安。しかも初版は2012年4月18日。……よもやこれきりではないでしょうな!頼むよ、長谷川センセイ!鬼平を超すシリーズ物にして頂戴☆2015/05/09
M2
6
いつもながら奉行所の面々やご用聞き達のやり取りが楽しくて読んでてにやにや。登場人物紹介のページに伊賀者組頭達の名前があったから今回はどんな形で登場するのかと思ったら…。みなさんとても楽しそうです(笑)松吉と周一郎はいつか対峙することになるのかな…。2012/04/18
長くつしたのピッピ
5
弱きを助け強きを挫く。臨時廻り同心軍兵衛の正義の為に突っ走る姿は今回も小気味よかった。この度は、同僚の加曾利もたびたび登場して、物語に深みが出た気がする。残念だったのは、登場人物が多すぎて、把握するのに、何度も表紙の人物名を見直す必要があった。まだまだ続巻がありそうで楽しみ。2015/09/08