感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
23
短編6本収録。少ないページの中でも、それぞれの世界に入り込めやすかった。ただ、うち自身が短編を読み慣れていないせいか「もうちょっと続きが読みたいのにー」てなモヤモヤが残りがち。いつもは表題作が1番印象に残ることが多いんやけど、今回に関しては「水曜日の黙禱」と「アドリブはお好き」のんがエエ感じやったなー。どの作品も、登場人物が何らかの不安やらアクシデントのせいで、ギリギリのところに追い込まれていく感がよく描かれていて、そこからプラスに向かうかマイナスに向かうか、ドキドキしながら読めて楽しかった。2017/09/18
gonta19
11
2011/5/13 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2011/12/14〜12/16 香納氏の1997年に刊行された初期短編集の文庫化。 「道連れ」,「シャチふたたび」,「水曜日の黙祷」,「深夜にいる」,「声の連関」,「アドリブはお好き」の6編を収録。 何かを抱えた男,女,犬?の心の奥底を渋く描いているハードボイルド。個人的には表題作の「深夜にいる」,「アドリブはお好き」が良い。2011/12/16
ぱーぷる・ばんぶー
3
6編の短編集。同時期に読んだ東直己の短編集と比べると断然面白い。長編ハードボイルドももちろんよいが、香納諒一は短編もお勧めです。2011/11/06
kaikoma
2
この作者の作品は中高年の男性(広義な意味で♂)が本当に良く似合います。何となく晩秋から初冬に掛けて読みたくなるのは、隙間風の様な寂寥感が作品全体をカバーしているように感じられるからでしょうか。個人的な好みとしては2作目がベストでした。2022/11/28
ねぎまぐろ
2
★★★2022/09/11