内容説明
勘兵衛の組仲間が、修馬も含めて十三人、忽然と姿を消した。組頭代行を任ぜられた自分に対する嫌がらせなのか?ふと疑念を覚えた勘兵衛だったが、上役の目付・崎山伯耆に相談し、仲間の行方の探索に向かうことになった。誰が何の為にこんな真似をしたのか。勘兵衛は、大切な仲間と愛する家族のために一人奮闘する。大人気シリーズ、堂々の完結。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わたしは元気
5
終わってしまいました。 寂しい。他の作品を読みます。2022/10/16
蕭白
5
最後のボスキャラは、そんなものかなぁという感じでしたが、話としては面白かったです。稲葉さんと絡ませるため、最後はやや無理やりかなぁという感じもありましたが、それもこのシリーズの特徴だと思えばそれほどの不満はなかったです。山内さんが主人公のシリーズもあるようですが、組頭になった勘兵衛のお話も読みたいです。2016/03/12
ばるたん
1
シリーズ読了。全体を通して感じたのは、事件の解決の糸口を掴むまではいろいろとこみいり緻密なのですが、解決時は意外とあっさりでめでたし終了の感が有りました。とはいえ面白く読ませてもらいました。2022/11/17
山内正
1
城から下る片岡勘兵衛は友の修馬と途中で別れた今徒目付の臨時頭として勤めていた、雨がよく降り家に帰っても別れた友が何故か気になる あくる朝出仕したが誰も登城しない 想い余って上司に伺うが何かの事件 で皆出たのかもと 仕方なく友の家から問い質すが皆仕事で昨夜から居ないと 13人の仲間が揃って居ない あくる日知り合いの同心から嫌われ浪人が殺されたと知らされた 仲間との繋がりを探す内驚く事実に 突き当たる。2018/04/29
kazukitti
1
アレだ。やっぱ敵が詰めが甘いんだよね。遣い手という実績や調査結果があっても所詮福助野郎ってナメられてるんじゃないかって思う。ソコが日本の悪しきドラマ的予定調和って側面なんじゃないかなーとか。黒幕はともかく手下の殺し屋が情け容赦ない奴、他シリーズの殺し屋とかだったら家族から仲間から全殺しなんじゃね?とか。まー要人物はあっちの方でも殺されてないから、そーゆー部分は突っ込まないお約束なのかw ま、そーゆーヌルさも含めて面白いシリーズでした。つか、伏線回収しきれてないんだよな。哀れNTR修馬よw2014/09/17