内容説明
「エスパーを自称する男から父親を救ってほしい」―私立探偵・畝原に依頼してきた男は、飲食店を運営する会社の専務で美咲と名乗った。巽大人という怪しげな男に父親である社長が惚れ込み、多額の投資を進めているというのだ。社長の前で巽の詐称を暴く畝原。巽を撃退し、事は済んだかに思われた…。後日、クラブ・キャストたちのミスコンテストの素行調査を依頼された畝原は、その途中何者かに襲われる―。傑作長篇ハードボイルド。
著者等紹介
東直己[アズマナオミ]
1956年札幌生まれ。北海道大学文学部哲学科中退。土木作業員、ポスター貼り、タウン雑誌編集者などを経て、92年『探偵はバーにいる』で作家としてデビュー。2001年『残光』にて第54回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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