出版社内容情報
生後二ヶ月の我が子を抱くと腕が腫れるという童顔の人妻の奇妙な行動を描いた「水族館にて」、結婚生活にあきあきしている美貌の若妻が、大学教授の夫を彼の教え子である男子学生とともに翻弄する「ある情事」、キャバレーで働く女との関係が彼女のヒモである気の弱いヤクザにばれたとき、三流週刊誌の記者である〈私〉がとった意外な行動を綴った「不意の出来事」など、全九篇を収録。男女の機微を描き続けた著者が、不穏にして魅惑的な悪女たちの正体をあぶりだす、傑作短篇アンソロジー!
内容説明
生後二ヶ月の我が子を抱くと腕が腫れるという童顔の人妻の奇妙な行動を描いた「水族館にて」、結婚生活にあきあきしている美貌の若妻が、大学教授の夫を彼の教え子である男子学生とともに翻弄する「ある情事」、キャバレーで働く女との関係が彼女のヒモである気の弱いヤクザにばれたとき、三流週刊誌の記者である“私”がとった意外な行動を綴った「不意の出来事」など、全九篇を収録。男女の機微を描き続けた著者が、不穏にして魅惑的な悪女たちの正体をあぶりだす、傑作短篇アンソロジー。
著者等紹介
吉行淳之介[ヨシユキジュンノスケ]
1924年、岡山市生まれ。新興芸術派作家・吉行エイスケ(本名・栄助)と美容師の吉行あぐり(本名・安久利)の長男。東京大学英文科中退。在学中「葦」「世代」などの同人誌に参加。1947年大学を中退して新太陽社に入社、「モダン日本」誌の編集者となる。在職中、処女作「薔薇販売人」を発表。54年、「驟雨」で第31回芥川賞を受賞。安岡章太郎、三浦朱門らと共に、“第三の新人”といわれた。67年、『月と星は天の穴』で第17回芸術選奨受賞、70年、『暗室』で第6回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
kankoto
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