内容説明
仏具屋出雲屋の番頭らが、大名家へ納品する荷を運搬中、賊に襲われた。時価七百五十両はする仏像が奪われたうえ、番頭らも大怪我を負わされた。南町奉行所の定町廻り同心・早瀬惣十郎は早速、仏像と賊の行方を探索し始めるが、その矢先、賊から仏像と引き換えに千両箱を用意せよとの要求が届く。指定の場所で待ち構える惣十郎たちだったが、仏像を取り返すことはできたものの、賊の策略に嵌り千両箱は奪われてしまう。さらには出雲屋の娘・お小夜までも攫われて―。賊の目的と正体とは!?書き下ろしで贈る大好評シリーズ、待望の第七弾。
著者等紹介
千野隆司[チノタカシ]
昭和26年、東京都生まれ。國学院大学文学部卒業。平成2年、「夜の道行」で、第12回小説推理新人賞を受賞。以後、時代小説を次々と発表。常に新作が待望される作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- まだ見ぬあなた 角川文庫