内容説明
発見された男女の死骸。二人とも、正確に心の臓を貫かれており、下手人はかなりの手練であることがわかった。南町奉行所同心の稲葉七十郎は、早速探索に入るのだが、そのさなか、不審な女に出会う。一方、徒目付・久岡勘兵衛は、従目付頭の飯沼麟蔵より、行方不明となっている大目付の家臣の探索を命じられる。聞くところによると、行方不明の家臣は、二年前にある大名家を取り潰しに追い込んだのだというのだが…。書き下ろしで贈る、大好評シリーズ第十三弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
9
新しいキャラが登場。どんな風に勘兵衛たちと絡んでいくのか楽しみです。2015/12/25
わたしは元気
5
修馬さん、また女剣士に会えるのでしょうか。2022/10/07
ばるたん
1
女剣士登場。どう絡んでくるのか?次号へ。。2022/11/06
はじこう
1
今巻は...全体的に少々...何というか落ちつかない 読感だった。 冒頭の修馬の...も唐突だったし、ラストもナレーション ベース?で... が、長いシリーズにはそういう巻もあるかぁ。2014/04/11
kazukitti
0
事件(話)そのものはいーんだけど、若干構成に難アリという気もしなくもなく。まー散々フラレっ放しの主馬にこのフラグが生きるのならそれはソレでありなのかなw 鈴木作品は、シナリオや着想がよくても、構成でアレ?って思うことがソコソコある気がして、探索の末に犯人が見つかるのも平坦過ぎたり、急に時代劇作法的な予定調和に結んだりとか、面白いのに引っ掛かりを感じるコトもママあるんだよね。テレビ的にはアリなのかもなーと思わなくもない、結びが全部地の文での叙述とかも、ナレーションの説明と捉えればすごくTV的だしね。2014/09/04