内容説明
駆け落ちした旗本の妻女と若党の捜索を頼まれた佐平次たち。彼らの子分になった三太がふたりの居場所を突き止めるのだが、何者かがふたりをどこかへ連れ去り、三太は尾久村の荒れ寺に監禁されてしまう。一方、深川一帯の裏社会を取り仕切っている又蔵は、清廉潔白で袖の下がきかない岡っ引きの佐平次を邪魔に思い、佐平次の人気を落とそうと謀るのだった。美貌の男・鶴吉を岡っ引きに仕立て、佐平次に対抗させるのだが…。書き下ろしで贈る大好評シリーズ第十弾。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めにい
5
読みやすくて、このシリーズ怒涛の10冊一気読み(笑)。1日3冊読んでいる。。2014/07/05
Hironobu
4
シリーズ第十作。駆け落ちした旗本の妻女と若党の探索。そんななか、押し込み強盗が発生する。華々しくデビューした岡っ引きの鶴吉の正体に迫る。2017/05/24
犀門
0
#198★★★★☆2013/12/24
すぴか
0
佐平次を追い落とすためにまたもや松五郎親分たちが動きます。懲りないですねー。ライバルにあてられた鶴吉の正体にびっくり。小染さんとの方もやっかいなことになりそうですねー。長蔵親分がわりと味方だったシリーズ第十弾。(初版:2008.6.18)2012/05/11
しろうさぎ
0
違った結末を思いついたのだけど、サラリーマンには受けそうにないのが残念。2010/04/10