内容説明
大学院生の島岡大樹は、京都で起きた中国要人爆殺テロの実行犯を事前に見ていた。だが強烈な衝撃で記憶が飛んだ。親中派の首相は、真相究明には手段を選ぶなと厳命。猛毒のサリンに類した新薬を投与し、神経伝達物質アセチルコリンを刺激する方法が採られた。その副作用は強烈だった。爆殺事件のみならず、無意識に封印していた過去が次々と復活。噴出する記憶の泉は止めようにも止まらない。そして大樹は、若い女の死体を埋める少年時代の自分を見た!大脳の森に隠された殺人事件の真相を探る驚愕のミステリー。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年、東京生れ。一橋大学商学部卒。ニッポン放送のディレクター、扶桑社の書籍編集長を経て、1990年より専業作家に。推理小説とホラーを中心に独自の企画性に富む作品を続々発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mr.lupin
47
吉村達也さんの著書七冊目読了。吉村さんと言うと、何だかゾウゾウした怖さのある作品のイメージがあるが、今回はチョッと感じが違っていて、最初は面白かったけど途中からテロとか国際問題とか、また少しSFっぽくって焦点がボヤけてしまっている気がした。また複雑に微妙に絡み合う人間関係も最後に証されたけど、今一つピンとこなかった。初めての吉村さんのハズレた作品だったな。 ☆★★★★2020/04/29
Syo
21
超高速モード。 う〜む。 記憶。 っていうか、 ミッションインポッシブル フォールアウトの後に 未来のミライを観たら 金 返せ って感じ。 これは…。 超高速モードで正解。 m(_ _)m2018/08/15
Risuke Koshiba
7
物語としてはイマイチだと感じた。しかし、日中関係についての記述はとても分かりやすく、その部分は興味深く読んだ。2021/05/08
そのぼん
6
いつもの殺人事件ものの雰囲気とは違った感じの作品でした。色々と国際的な問題あたりを絡めてあったのが面白かったです。2012/01/07
malily
4
失礼ながらこの著者の本は置いてあったら暇つぶしに読むくらいのモチベーションなので、ああ今回は国際活劇系で諸々意見を述べるのねー、などと思ってそれなりに読み進めていたのだけど、最後の最後でSF的に傾いて、このテーマ掘り下げれば中々重厚なSFが書けるのではと惜しい気もちになった。それをそうせず俗っぽくまとめるのがこの著者らしさだと思うけど。2013/09/29




