内容説明
人々に降りかかる災厄を打ち払う「祓いの楽人」オシアン。その名は伝説の祓いの楽人と同じであり、その人間離れした音楽の才を妖精の女王ニアヴに愛され、妖精のあいだにしか伝わらないはずの数々の歌を全て口伝えに授けられたとされる人物だった。オシアンは、相棒のブランとともに世界中を旅し、この世に未練を残した魂や悪鬼、「愛を歌うもの(ガンコナー)」たちを、彼の竪琴が奏でる調べで救っていく…。ケルト民話と著者の独特の世界観が作り上げる、切なく、悲しいファンタジーミステリー。
著者等紹介
光原百合[ミツハラユリ]
広島県尾道市生まれ。現在、尾道大学芸術文化学部准教授。詩集や童話を執筆する一方、2002年『十八の夏』にて、第55回日本推理作家協会賞(短篇部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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