内容説明
かつての同窓生・レティシャに招かれて故郷である“牙の塔”に帰ったオーフェン。その前に現れた凄腕の暗殺者は、かつて天才術士と呼ばれたキリランシェロ=オーフェンとまったく同じ姿と能力を有していた(「我が過去を消せ暗殺者」)。“牙の塔”に逗留するオーフェンとマジクは、神の歴史書である“ブラウニング家の世界書”を手に入れる。それを狙う暗殺専門の術者・カーレンとハイドラントが現れ、思い出の地を舞台に過酷な魔術闘争が始まる(「我が塔に来たれ後継者」)。過去からの刺客が、現在を強襲する。
著者等紹介
秋田禎信[アキタヨシノブ]
1973年生まれ。17歳で第3回ファンタジア長編小説大賞・準入選。『ひとつ火の粉の雪の中』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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海星梨
5
KU。導入がとりあえずメチャウマで、最後まで読ませる感じがもーすごい。かつて、スレイヤーズ派とオーフェン派で抗争があったと伝説になっているわけですが(きおくねつぞー)、それもよーくわかる。とりまこれで10巻まではKUに収められるので、来月外れても本編一部だけは走る所存……。去年同様、一月に外れると踏んでるんですけどねー。次巻は気楽に読めるらしいのでGOー。2023/11/28
kamui009
3
【電子書籍】一応、ラスト前まで概巻で読んでるはずなんだが、まーったく覚えて無いなぁー(笑)レキが好きー2015/02/10
おりょー
2
過去のキリランシェロ、ウォール・カーレン教室とチャイルドマン教室の対決。ティッシが登場し、牙の塔の話など様々な秘密が明らかに。…ボルカンの○○殺すってのは、本当毎度毎度よく思いつくな。あと、こういうライトノベル?はささっと読み流せるから他の本より読む時間がかからず楽で楽しい事が改めて分かった。2013/10/27
クロエ
2
新装版になって一番良かったことは、牙の塔編が一気に読めることだ。「我が過去を~」で提起された、過去の自分との対峙というテーマはキムラックまで続く壮大な物語だったのだなぁと今更感心する。「我が塔に~」は今読むとチャイルドマン教室メンバーの凄みを楽しめたり、愛らしいクリちゃんと弟子の活躍に微笑めたりと、かなり娯楽性の高い内容だった。大満足。しかし人の名声というのは死後に高まったものほど普遍的なのだなぁ。もちろん、チャイルドマン先生のことです。2013/01/25
菱
2
オーフェンのあやしげな拳法が好き!寸勁 には浪漫がある。そして重度のシスコン面目躍如というかなんというか。今までちと生活力ないけど論理的で面倒見は嫌だ嫌だという割に結構良いから大人だなーと思ってたら、ティッシのお陰で弟属性曝発。まあ二十そこそこだとこんなもんかと、上がった戦闘力と引き換えに未熟さも描写度上がってトントンかな。強い割に描かれ方が不遇よね。でも人を頼るようになって嬉しかった!2012/02/20
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