内容説明
紀伊国坂で右腕を切り落とされた死骸が見つかった。南町奉行所の稲葉七十郎は中間の清吉とともに駆けつけ、事件の探索に入った。死骸の身元は煮売り酒屋の主の辰七。辰七は何故右腕を切り落とされたのか。一方、麟蔵の姪・夕希と見合いをすることになった修馬。仲人役の勘兵衛は修馬の幸せを願うのだったが…書き下ろしで贈る、大人気シリーズ第十弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)。時代小説界、期待の気鋭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
5
修馬にも春が来るのかなぁ。次のシリーズを知っているだけにちょっと哀しい感じですね。事件の謎解きは面白いです。たまには激しい剣戟の場面も欲しくなりますね。2015/12/20
わたしは元気
4
残虐な事件を解決して、あとは、ほのぼのと終わる。 というパターンですね。 私は、お多喜のファンです。2022/09/02
ばるたん
1
何とか落ち着くとこ所に落ち着いたよう。次号へ。。2022/10/09
kazukitti
1
事件の方はほぼ七十郎のみという感じで、日常描写のが多かったような。事件そのものの顛末もそうなんだけど、難事件の主犯を簡単に凄腕の殺し屋に投げちゃうのはどうだろう。とはいえ、早々職業的殺人者でもないのが堪兵衛の周囲にしょっちゅう出没する方がおかしいと言えばそうなんだけどw 本来そこそこ込み入った事情であっても、そこらを聞いて回るとスジが解れるってのはリアルなんだか適当なんだか。先に「相討ち」を読んじゃってたんで修馬と夕希の事を知っちゃってたのが残念。それにしても、早苗の好感度みるみる下がったわw ナイわー。2014/09/01
はじこう
1
勘兵衛と修馬、もはや一体と言ってもよい絆。 それにしても、今巻の終盤のめくるめく展開は 素晴らしかった。 またぞろのあやしい秘剣?は少々いただけないが...2014/03/14
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