内容説明
早苗に想いを募らせる修馬。そんな修馬の悩みを聞くために酒につきあった勘兵衛は、帰り道に何者かに後ろから斬りつけられた。かなりの遣い手だった。いつかの正体不明の視線の者なのか。だが、その剣には覚えがあった。捕らえたはずの菊之丞と同じものだったのだ。一方、二つの死骸が発見され駆けつけた七十郎は、目撃者から不可解な話を聞く。いきなり匕首を持った男が、通行人を斬りつけ、自分はそのまま堀に飛び込んで死んだというのだ…書き下ろしで贈る、大人気シリーズ第九弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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