出版社内容情報
2020年 『店長がバカすぎて』 本屋大賞にノミネート
2022年 『新! 店長がバカすぎて』 2作品で50万部
2025年夏 シリーズ最高の笑いと感動 至宝の第3弾!
まさかの完結!?
「あなたと本の話をしているときが、一番幸せでした。
本当にありがとうございました」
カリスマ書店員・谷原京子は、長いスランプが続いていた。
そんな中、「おもしろい本の話と店長のグチを言い合える」唯一無二の元同僚・磯田さんの結婚式が行われた。
京子の心配をよそに、マイクを握りしめ、颯爽と燕尾服を脱ぎ捨てた山本店長が高らかに歌う――
その一週間後、磯田さんが京子を訪ねてきた。
「谷原さんにはこれからもちゃんと戦い続けてもらわないと困るんです、書店を守ってもらわなきゃ」という彼女の言葉に、京子は複雑な気持ちに駆られる。
ぶっ飛んだ店長や書店を取り巻く厳しい状況と日々闘いながらも、自らの人生と書店の未来を切り開いていこうとする京子だが……
【目次】
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- 評価
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akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
148
店長、ただの変わり者だと思っていたけど、熱い志が素敵で、京子が気になっちゃってるのも少しわかるかも。私も店長に洗脳されてきてるのかな。問題。の登場人物が出てきてくれたのはうれしかった。あっちとの世界がうまくリンクできていた。本はやっぱりa〇azonじゃなくて本屋で買いたいね!2025/09/08
hiace9000
142
シリーズ完結編? 山本猛店長はじめシリーズでお馴染みのメンバーに加え、「原理4」に『問題、次の…』との人物コラボまで⁉︎ 多く人に愛される武蔵野書店の日常を通して語られるのは、物語、小説、本、そして書店への愛。それぞれの熱量は巻を重ねるごとに高まり続け、今作ではついに沸点越えのまま"ぶちかまし"。本好き諸氏ならたまらずヘッドバッキングの勢いで激しく首肯するはず。ガルル…の谷原京子に訪れる一大転機、大きな岐路に立つ彼女は、はたしてどんな結論を出すのか。店長のドッペルゲンガー的・彼にも是非注目してもらいたい。2025/09/20
のぶ
116
舞台は我々がいつも行っている「本屋」本屋店員のさまざまな日常を綴った第三作。主人公谷原京子と店長山本猛のコミカルで、ある意味シリアスなかけあいを軸に老若男女さまざまな人々とのかかわりが飽きさせない物語です。現代社会における町の本屋の実情も顕著に綴られていますが、本への愛情により出来上がった物語で面白かったです。ラストも重すぎず、軽すぎず、良い加減でした。2025/09/15
ゆみねこ
90
カリスマ書店員・谷原京子を悩ます「店長」。はたしてタイトル通りのバカなのか?それとも…。確かに会話のテンポは面白く楽しめたけど、私がカタブツなのか、あの店長に魅力が感じられなくて、谷原京子さんに共感しまくりで😅シリーズ3作、作中では別々の作家の手により世に出される。実際こんなこと出来てしまうのか?ともあれ、「問題。」の十和ちゃん登場や、幼稚園児たちのエピソードは楽しくてホロリ。さらば!なのね。ちょっと寂しい。2025/10/16
もぐもぐ
81
これで完結、、、なのか? 「さらば!」だし、最後は今までの登場人物総出の大騒ぎだったし普通ならここで終わりだけど、あの店長とあの谷原だからなあ。前日譚の匂わせもあるし。どちらにしても、今回も書店愛に溢れて楽しく読めました。『問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい』とのつながりも良かったです。このシリーズ読むたびに、街の本屋さんが消えてゆくのが寂しくなる。2025/10/21




