出版社内容情報
2020年 『店長がバカすぎて』 本屋大賞にノミネート
2022年 『新! 店長がバカすぎて』 2作品で50万部
2025年夏 シリーズ最高の笑いと感動 至宝の第3弾!
まさかの完結!?
「あなたと本の話をしているときが、一番幸せでした。
本当にありがとうございました」
カリスマ書店員・谷原京子は、長いスランプが続いていた。
そんな中、「おもしろい本の話と店長のグチを言い合える」唯一無二の元同僚・磯田さんの結婚式が行われた。
京子の心配をよそに、マイクを握りしめ、颯爽と燕尾服を脱ぎ捨てた山本店長が高らかに歌う――
その一週間後、磯田さんが京子を訪ねてきた。
「谷原さんにはこれからもちゃんと戦い続けてもらわないと困るんです、書店を守ってもらわなきゃ」という彼女の言葉に、京子は複雑な気持ちに駆られる。
ぶっ飛んだ店長や書店を取り巻く厳しい状況と日々闘いながらも、自らの人生と書店の未来を切り開いていこうとする京子だが……
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
80
店長、ただの変わり者だと思っていたけど、熱い志が素敵で、京子が気になっちゃってるのも少しわかるかも。私も店長に洗脳されてきてるのかな。問題。の登場人物が出てきてくれたのはうれしかった。あっちとの世界がうまくリンクできていた。本はやっぱりa〇azonじゃなくて本屋で買いたいね!2025/09/08
のぶ
65
舞台は我々がいつも行っている「本屋」本屋店員のさまざまな日常を綴った第三作。主人公谷原京子と店長山本猛のコミカルで、ある意味シリアスなかけあいを軸に老若男女さまざまな人々とのかかわりが飽きさせない物語です。現代社会における町の本屋の実情も顕著に綴られていますが、本への愛情により出来上がった物語で面白かったです。ラストも重すぎず、軽すぎず、良い加減でした。2025/09/15
ぼっちゃん
53
これからも戦い続け書店を守ってもらわないと言われる京子にも結婚を考える相手が現れ両立に悩む、店バカシリーズ第3弾。結婚すれば、読まなければいけない本ではなく、読みたい本を、小説だけではなく、なんの本だって好きなように読めるとあったが、仕事になるとやはり好きな本だけを読むことができないのだと大変さを感じた。帯には、まさかの完結!?とあるが、内容・タイトルからするとこれで完結かな。2025/09/07
ゆのん
42
【シリーズ3作目】誰よりも面白く楽しく本を読んでやる!という信念を持つ私から本作をこれから読まれる方々へ。①シリーズ1作目から読んで欲しい。 ②シリーズ1と2を読了済みで『山本猛知ってるよ』という方は3の前に『問題〜』を読んでから本作を読んで欲しい。 ③THE BLUE HEARTSのファンの方には怒らずに広い心でいて欲しい。 ④公衆の面前で読むと笑いを堪えるのに苦しみます。苦しみたい方は大いに笑って本作を宣伝して下さい。 本作を120%楽しむ為、上記の容量・用法をご確認の上読む事をお勧めします。 2025/04/08
nyanco
33
シリーズ最終巻(?)店長のぶっとび感がやや苦手なシリーズでしたが、今回は店長の本への想い、書店に託された役割、熱く熱く伝わってきてとても良かったです。 また、京子さんが結婚し、女性の働き方について考える部分もあり、これも良かったです。 なにより嬉しかったのは「問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい」の小6の十和ちゃんが登場したこと。 早見さんにとっても思い入れが強いキャラクターだったのでしょうか。 消えつつある町の書店の意義と未来をかんがえさせてくれました。#NetGalleyにて2025/08/24
-
- 和書
- 新幹線バスボールNEW