出版社内容情報
2020年 『店長がバカすぎて』 本屋大賞にノミネート
2022年 『新! 店長がバカすぎて』 2作品で50万部
2025年夏 シリーズ最高の笑いと感動 至宝の第3弾!
まさかの完結!?
「あなたと本の話をしているときが、一番幸せでした。
本当にありがとうございました」
カリスマ書店員・谷原京子は、長いスランプが続いていた。
そんな中、「おもしろい本の話と店長のグチを言い合える」唯一無二の元同僚・磯田さんの結婚式が行われた。
京子の心配をよそに、マイクを握りしめ、颯爽と燕尾服を脱ぎ捨てた山本店長が高らかに歌う――
その一週間後、磯田さんが京子を訪ねてきた。
「谷原さんにはこれからもちゃんと戦い続けてもらわないと困るんです、書店を守ってもらわなきゃ」という彼女の言葉に、京子は複雑な気持ちに駆られる。
ぶっ飛んだ店長や書店を取り巻く厳しい状況と日々闘いながらも、自らの人生と書店の未来を切り開いていこうとする京子だが……
【目次】
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- 評価
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akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
187
店長、ただの変わり者だと思っていたけど、熱い志が素敵で、京子が気になっちゃってるのも少しわかるかも。私も店長に洗脳されてきてるのかな。問題。の登場人物が出てきてくれたのはうれしかった。あっちとの世界がうまくリンクできていた。本はやっぱりa〇azonじゃなくて本屋で買いたいね!2025/09/08
hiace9000
151
シリーズ完結編? 山本猛店長はじめシリーズでお馴染みのメンバーに加え、「原理4」に『問題、次の…』との人物コラボまで⁉︎ 多く人に愛される武蔵野書店の日常を通して語られるのは、物語、小説、本、そして書店への愛。それぞれの熱量は巻を重ねるごとに高まり続け、今作ではついに沸点越えのまま"ぶちかまし"。本好き諸氏ならたまらずヘッドバッキングの勢いで激しく首肯するはず。ガルル…の谷原京子に訪れる一大転機、大きな岐路に立つ彼女は、はたしてどんな結論を出すのか。店長のドッペルゲンガー的・彼にも是非注目してもらいたい。2025/09/20
Karl Heintz Schneider
98
タイトルに「さらば」とついているということは、ついにこのシリーズも終わってしまうのか。これまで散々店長のことをディスってきた京子だが、今作ではその心境に変化が見られる。「自分以上にこの店を愛し、自分以上に本の力を信じている。そんな人が、常に目の前にいたから。それが私が今日まで書店員を続けてきた一番の理由だ。」それは上司としての尊敬の気持ち?でもそれ以上の「何か」が行間から伝わってくる。それと同時に今作では書店の存続意義についても語られている。2025/10/30
ゆみねこ
98
カリスマ書店員・谷原京子を悩ます「店長」。はたしてタイトル通りのバカなのか?それとも…。確かに会話のテンポは面白く楽しめたけど、私がカタブツなのか、あの店長に魅力が感じられなくて、谷原京子さんに共感しまくりで😅シリーズ3作、作中では別々の作家の手により世に出される。実際こんなこと出来てしまうのか?ともあれ、「問題。」の十和ちゃん登場や、幼稚園児たちのエピソードは楽しくてホロリ。さらば!なのね。ちょっと寂しい。2025/10/16
kotetsupatapata
92
星★★★★☆ 10年も働いていると、会社内での自分の立ち位置や、先輩後輩等周囲の人間関係との付き合い方など誰しも一度は悩むし、行き詰まる事もしばしばありますよ。 孤軍奮闘戦ってきた京子も、退職を考えたりとスランプに陥ったようですが、同僚や突如現れた店長そっくりキャラのダーリンに支えられ、どうやら新店長に就任しメデタく大団円かな? 最終巻にしてようやく山本猛店長の偉大さに気が付きましたよ こうなつまたら最前列でブルーハーツの「人にやさしく」熱唱したいです😅2025/12/05




