出版社内容情報
人は命ある限り、幾度でもやり直せる。
「夫は無実でございます」
奈緒は義父と深川で暮らしはじめるが――
『貸本屋おせん』で、時代小説界に鮮やかにデビューした、期待の新鋭による飛翔の傑作長篇。
奈緒は、夫の仇を討つため、義父の文二郎と信州から江戸へやってきた。
ふたりは暮らしを立てようと、深川で薬屋を営むが、医者である文二郎の元には、貧しく医者代の払えない病人やけが人が次々と駆け込んでくるようになっていた。
そんなある日、深川の芸者・捨て丸が、惚れ薬を作ってほしいといってくる。
捨て丸の相手は、なんと有名な本草学者であった……。
奈緒たちは、藩の秘め事に巻き込まれながらも、市井の人々のたくましさと優しさに触れ日々の暮らしを愛するようになるが――
内容説明
奈緒は、夫の仇を討つため、義父の文二郎と信州から江戸へやってきた。ふたりは暮らしを立てようと、深川で薬屋を営むが、医者である文二郎の元には、貧しく医者代の払えない病人やけが人が次々と駆け込んでくるようになっていた。そんなある日、深川の芸者・捨て丸が、惚れ薬を作ってほしいといってくる。捨て丸の相手は、なんと有名な本草学者であった…。奈緒たちは、藩の秘め事に巻き込まれながらも、市井の人々のたくましさと優しさに触れ日々の暮らしを愛するようになるが―
著者等紹介
高瀬乃一[タカセノイチ]
1973年愛知県生まれ。名古屋女子大学短期大学部卒業。2020年、「をりをり よみ耽り」で第100回オール讀物新人賞を受賞。その後、「オール讀物」「小説新潮」などで短編を発表、22年刊行のデビュー作『貸本屋おせん』で第13回本屋が選ぶ時代小説大賞候補、第12回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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