茜唄〈下〉

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茜唄〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784758414401
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

これは、戦の唄。
これは、涙の唄。
これは、希望の唄。
直木賞作家・今村翔吾が描く、夫婦の絆。新聞連載時より話題沸騰の歴史エンターテインメント!

源氏に追われ、京から落ちた平家一門。
しかし彼らは、追い込まれる度に、結束し、強く、美しくなっていく。
一の谷、壇ノ浦、そして――。
平知盛、その妻・希子、精兵強弓・教経、戦の天才・源義経、将の将・源頼朝……
戦う者の思惑が絡まり、ぶつかり、高まり、向かう結末は。
今村版「平家物語」、驚愕、感涙のラストを見よ!

生きるとは何か、今、平家物語に問う――著者

内容説明

歴史とは、勝者が紡ぐもの―では、何故『平家物語』は「敗者」の名が冠されているのか?『平家物語』が如何にして生まれ、何を託されたか、平清盛最愛の子・知盛の生涯を通じて、その謎を感動的に描き切る。平家全盛から滅亡まで、一門の頭脳として戦い続けた知将が望んだ未来とは。平清盛、木曾義仲、源頼朝、源義経…時代を創った綺羅星の如き者たち、善きも悪きもそのままに―そのすべて。これは、戦の唄。これは、涙の唄。これは、希望の唄。直木賞作家・今村翔吾が描く、夫婦の絆。新聞連載時より話題沸騰の歴史エンターテインメント!

著者等紹介

今村翔吾[イマムラショウゴ]
1984年京都府生まれ。「狐の城」で第23回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞。デビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社文庫)で第7回歴史時代作家クラブ・文庫書き下ろし新人賞を受賞。同年、「童神」で第10回角川春樹小説賞を、選考委員満場一致の大絶賛で受賞。「童神」は『童の神』と改題し、第160回直木三十五賞候補にもなった。『八本目の槍』(新潮社)で第41回吉川英治文学新人賞、及び第8回野村胡堂文学賞を受賞、「週刊朝日」歴史・時代小説ベスト10第一位に選ばれた。『じんかん』が第163回直木賞候補及び第11回山田風太郎賞受賞、「週刊朝日」歴史・時代小説ベスト3第一位に選ばれた。『塞王の楯』(集英社)で第166回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

425
ついに義経登場。下巻序盤にちらっと姿を現しながらも直接の言動を抑え、ただ奇策の数々で平家を淘汰していく様子が、不気味な強さを上手く演出している。著者の持ち味といえる爽やかな好漢の描写が活きた檀ノ浦の解釈も良い。反面、モヤモヤが残るのも事実。知盛をあまりに快男児として作り過ぎたがための結末なのだろうが、義経のその後を思うと、結局すべてが水泡に帰してしまっている訳で、それでも何とか唄を残すことで一分の矜持を見せたようでも、そうなると今度は、負けた後のことばかりを十重二十重に考え巡らせていたようでなんとも…。2023/06/04

starbro

343
上下巻、700頁強完読しました。著者版源平合戦、滅びの美学を清々しく見事に描き切っています。全編に琵琶の音が、聞こえて来そうでした♪ 今年のBEST20候補です。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=69552023/05/12

パトラッシュ

304
(承前)軍事外交の知略で義仲を敗死に追い込んだ知盛だが、戦神の申し子義経の前に一の谷、八島と敗北を重ねるしかなかった。追い詰められた知盛は勝者たる頼朝が全てを独占することを許さず、千年先を見据えて平家の滅びの叙事詩を後世に伝える最後の戦いを希子に託す。そのため壇ノ浦では教経をはじめ一門による驚くべき戦いが展開され、ついに知盛の策謀が完成するのだ。平家物語が知らぬ間に編まれていたと希子に告げられた頼朝は、己が敗者だったと悟って狂乱するしかなかった。歴史を味方とした知盛の見事な勝利に、深く満たされるばかりだ。2023/04/11

海猫

294
「鎌倉殿の13人」で源氏側から描かれた合戦は勝ち戦の連続であったが、この本では平家側から描いているので負け戦が続くことになる。なんとも哀しく痛ましいがそれゆえに物語が美しさを放つ瞬間が多々あり、なんともいえない感慨が心に渦巻く。合戦場面が臨場感生々しく、それゆえにドラマチックである。上巻だけでは見えなかった作品の意図が、終盤になってハッキリする仕掛けが抜群の効果。壮大な歴史ミステリーであり、「平家物語」という題材を持ってして現代を照射しているようでもある。大河ドラマとの相乗効果もあって興味深い内容だった。2023/06/21

旅するランナー

279
「仮に平家が滅亡しようとも…我らが抗い続けた美しさを、愚かしさを、生きた証を残しましょう。後の者がそれに学び、いつの日か人が争いを捨てることを信じて」平知盛の思い。平家武士達の勇猛果敢な戦い。それを打ち砕く義経の疾走。両雄が対峙し理解し合う、檀ノ浦の戦いの真実。そして、西仏に平家物語を伝授する人の正体が分かった時、その人が頼朝との戦いに勝利する時、鳥肌が立つ。新たな視点で源平合戦を見せてくれる驚愕の書。2023/07/23

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