流星シネマ

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流星シネマ

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784758413497
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

都会のへりの窪んだところにあるガケ下の町。僕はその町で、“流星新聞”を発行するアルフレッドの手伝をしている。深夜営業の“オキナワ・ステーキ”を営むゴー君、メアリー・ポピンズをこよなく愛するミユキさん、「ねむりうた」の歌い手にしてピアノ弾きのバジ君、ロシアン・コーヒーとカレーが名物の喫茶店“バイカル”を営む椋本さん、ガケ上の洋館で、“ひともしどき”という名の詩集屋を営むカナさん―。個性的で魅力的な人々が織りなす、静かであたたかな物語。

著者等紹介

吉田篤弘[ヨシダアツヒロ]
1962年東京都生まれ。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

363
ガケ下でつくられる「流星新聞」。その編集室を訪れる人は、皆 物静か。静かな静かな、それでいて濃密な時間が流れていた1冊だった。印象深い単語が、味わい深い。ひともしどき=灯をともすころ(詩集の出版をしている書肆の名前)、鯨眠町=鯨が眠るまち、「どこからトモナク」やってきた編集長……。著者自ら描いたイラストをもとにした表紙も良い。登場人物のイメージが膨らんだ。2024/01/03

ちょろこ

169
言葉を拾い集めたくなる、一冊。都会のへりの窪んだところにあるガケ下の町。自分の場所を大切に営む人々のゆったりと流れる時間の中、ふと足をとめたくなる言葉に出逢う。この瞬間、これが良い。言葉が心かき乱すこともあれば温かさをじわっと広げることも…。だから自分は吉田さんの紡ぐ言葉を拾い集めたくなる。そして鯨の骨格標本のように並べて眺めたくなる衝動に駆られる。上映会の夜。映し出される記憶。蘇る“あの時”。動きだす心。確実に時は流れる。いつでも未来は待っている。微かな光が煌めく吉田さんらしい静かな物語。2020/06/12

nuit@積読消化中

128
「突然、皆の輪からはずれて、一人で考えたくなるときがある。街頭が点々と灯る暗い夜道を歩きまわり、歩きながら、これまでのことや、これからのことをあれこれと考える。そうするうち、またいつのまにか誰かに会いたくなってくる。」最近の自分がまさにそんな感じ。そして、この物語をずっと読みつづけていたい気分でもある。読み終えてしまったあとは、夢から覚めてしまったようでなんだか悲しいけど、とても優しい気持ちになれる。2020/09/18

nico🐬波待ち中

128
ちょっぴり後ろ向きでトラウマを抱える、そんな物静かでクセのある人々が織り成す日常が丁寧に綴られる物語。同じ町に暮らす人々の周りで、ゆっくりと穏やかな時が流れていく。けれどふとした瞬間、胸をきゅっと締め付けられ、遠い記憶を呼び戻し切なくなる。時を戻すことはできないけれど、きっと新しい季節が巡って来る、と微かな希望が胸に灯る。控えめだけれど、じわりじわりとみんなの優しさが伝わってきた。好きだな、こういうの。静謐な一本の映画を観終わった気持ちになった。心穏やかに過ごしたい、寝る前の読書にオススメの一冊だった。2020/07/11

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

125
☆5.0 雨は集まり川となり海に至る。 海には鯨が暮らしていた。 ある日鯨は祖先を顧みた。 海を捨て血の臭いを辿り川を登り祖先がかつて暮らしていた丘に足をつけた。 鯨は命つき骨が残った。 数百年ののち人は土中から白い破片を堀り集め鯨の標本を拵え魂を吹き込んだ。 鯨の物語は8ミリフィルムに編集され流星シネマに投影される。 2021/04/22

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