内容説明
元亀三年。徳川家康は三方ヶ原の戦いで武田信玄に大敗を喫した。それまで武士として徳川家に仕えていた服部半蔵正成は、この戦で兄を失ったことから服部家当主として伊賀の忍衆を率いることになる。そんななか、下された信玄暗殺の密命―。主との約束。仲間たちとの絆。父との確執。そして、半蔵の行く手を阻む甲賀忍者集団“六文銭”との熾烈な戦い。侍としても、忍としても不完全な男が、己の生を賭けて無謀な使命に挑んでゆく。熱気渦巻く時代を縦横無尽に描く、怒涛の戦国アクション!
著者等紹介
矢野隆[ヤノタカシ]
1976年福岡県久留米市生まれ。2008年『蛇衆』にて第21回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。その後、ニューウェーブ時代小説と呼ばれる作品を多く発表。また、ゲームのノベライズ作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あかんべ
8
忍者物とは予想していなかった。忍者物はファンタジー色が強くなってなんでもありの世界になるので、ちょっと引く。信玄もなんだか化け物じみた者になっているのがやっぱりねという感じ。2015/02/15
蕭白
6
途中までは楽しめたのですが、エンディングが・・・。終わらせ方は難しいですね。2016/05/27
よみ
4
極道みたいな表紙が怖くて敬遠していたのですが、読んでみたら正統派忍者ノベルでした。バジリスクを読んでいる時のような面白さです。2017/06/04
mushoku2006
4
なかなか面白く読めていたんですが、 このラストにはがっかり、 どうやって話を創って盛り上げてくれるのかな?と期待していただけに、本当にがっかり。 こんな手を使っちゃうのであれば、 もう何でもありでしょう? 馬鹿馬鹿しい。 2015/04/06
Sohichi Tokugawa
1
いろいろあったけど、、、漫画でした。全体的に安心して読めましたが、いやーーやめて書かんといてー!!なとこもあって手に汗握ったりもしました。2015/03/25