出版社内容情報
高齢者・骨粗鬆症患者に多発する大腿骨近位部骨折は,単に骨折を治療するだけでなく,多様な基礎疾患を有する高齢患者として多職種(チーム)で連携して治療することが合併症や二次骨折の予防につながる。
本書では,国際的にも評価が高い富山市民病院での経験を基に,多職種連携治療の具体的な導入の仕方をステップに分けてQ&A方式で解説。導入時に実際に起こった問題やその解決法を紹介し,各部門内で実際に使用している大腿骨近位部骨折の簡易マニュアルも掲載。
目次
大腿骨近位部骨折を取り巻く現状(わが国の医療の現状;安全・円滑な早期手術;既存疾患を含めた周術期の全身管理;二次骨折予防(骨粗鬆症治療、転倒予防))
チーム医療導入のステップ(まずは、自施設の分析からやってみよう;他科の協力を取り付けよう キーワードは「仕事量は増えません」;チームが効率的に動けるようにしよう;実際に、チーム全体と各科用のマニュアルを作ってみよう;ステップ1のデータと比較して、改善率を確認しよう)
各部門別の大腿骨近位部骨折簡易マニュアル(地域連携部門;整形外科外来;救急科;内科;麻酔科;周術期ケア部門;リハビリテーション部門;薬剤部門;栄養科;メディカルソーシャルワーカー(MSW))
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- 和書
- やさしく学べる線形代数