出版社内容情報
《内容》 心不全ガイドラインに沿って、病態の評価から治療までの項目を網羅しながら、日常診療の場での実践的な面を重視し質問形式で解説。保険適応となっていない治療法や治療薬も記載。
《目次》
Part 1 心不全治療ガイドライン
1.ガイドラインの概要
2.ガイドラインを診療に活かすためには
Part 2 心不全を理解する
1.心臓の働きを理解する
2.心不全はどのようにして起こるか
3.心不全を憎悪させる因子はなにか
4.心不全患者の患者数の推移(米国,日本)
5.急性心不全とは
6.慢性心不全とは
Part 3 生活習慣改善は疾患予後に関係するか
1.高血圧
2.糖尿病
3.肥満
4.喫煙・飲酒
5.ストレス
Part 4 心不全をどのようにみつけるか
1.心不全の診断と評価
2.それぞれの検査について
血液生化学検査でなにがわかる
心エコー検査でなにがわかる
心臓核医学検査でなにがわかる
心臓カテーテル検査でなにがわかる
Part 5 重症度評価と予後
1.10年前,心筋梗塞と診断され冠動脈バイパス手術を受けています。
・・・また心筋梗塞になったのでしょうか
2.10年ほど前から職場検診で・・・。先日,人間ドックで胸の写真を取ったところ,心臓が大きく,
一度専門の先生と相談するようにいわれました。どうしたらよろしいでしょうか
3.3年前に拡張型心筋症と診断されました。・・・余命はあと2~3年とのことでした。
今後,どうしたらよろしいでしょうか
Part 6 心不全を治療する
1.病態からみた治療指針
2.原因疾患を治す(虚血性心疾患,弁膜症)
3.急性心不全の治療
4.慢性心不全の治療
5.高齢者心不全の治療
6.薬物療法
利尿薬
血管拡張薬
強心薬
レニン・アンジオテンシン系阻害薬
β遮断薬
7.心不全に伴う不整脈の治療
薬物療法
ペーシング治療
カテーテルアブレーション
8.重症心不全の外科治療
9.補助循環法
10.合併症を有する心不全患者の治療(糖尿病,高血圧,腎疾患,肺疾患)
Part 7 QOLの改善をめざす
1.リハビリテーション
2.日常生活指導
3.QOL改善をめざした運動療法
Part 8 患者さんのために
1.どのような症状がでてきたら,心不全を疑えばよいのですか
2.狭心症のように血管が詰まるのではないのですか
3.お薬を飲み続ければよくなるのでしょうか
4.男女差,年齢による違いはあるのでしょうか
5.生活習慣の改善は,心不全の進行に関係してきますか
6.運動はもうできなくなるのでしょうか
7.結婚しているのですが,妊娠・出産は可能でしょうか
8.歯科や眼科など他科の診療を受けることは可能でしょうか
9.増悪防止への自己チェックポイントを教えてください
10.日本で行われている手術にはどのような方法があるのでしょうか
11.どんなときに専門の医師に相談すればよいですか
目次
1 心不全治療ガイドライン
2 心不全を理解する
3 生活習慣改善は疾患予後に関係するか
4 心不全をどのようにみつけるか
5 重症度評価と予後
6 心不全を治療する
7 QOLの改善をめざす
8 患者さんのために
著者等紹介
松崎益徳[マツザキマスノリ]
山口大学大学院医学研究科器官病態内科学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。