目次
1章 炎症の基本
2章 炎症・免疫反応にかかわるさまざまな白血球
3章 さまざまな炎症介在因子
4章 炎症特有の病態・症状
5章 炎症難病治療を変革したサイトカイン抗体療法
6章 がんも炎症性疾患:がん微小環境の炎症制御によるがん治療
著者等紹介
松島綱治[マツシマコウジ]
1978年、金沢大学医学部卒業後、同大学大学院医学研究科医学生理系(分子免疫学)に進み右田俊介教授に師事した。’82年に学位取得後直ちに米国国立衛生研究所(NIH)に留学、Dr.Joost J.Oppenheimの研究室にてIL‐1の精製、ケモカインのプロトタイプIL‐8/MCAFを発見し米国国立がん研究所(NCI)におけるtenure positionをオファーされた。しかし、’90年に金沢大学がん研究所薬理部教授として日本に戻り、ケモカインの炎症・免疫反応(疾患)における重要性の確立とケモカインを標的とした炎症・免疫疾患治療法の開発に精力を注ぎ、’96年、東京大学大学院医学系研究科分子予防医学に異動後の成人型T細胞白血病ATL治療薬(抗CCR4抗体、モガムリズマブ)開発に結びつけた。2018年に東京大学を定年退職。現在、東京理科大学生命医科学研究所炎症・免疫難病制御部門の教授として、多くのスタッフ、学生らとともに(1)新規複合がん免疫療法確立をめざした抗CD4抗体、CCR2会合分子FROUNT阻害剤、アラーミンHMGN‐1などの臨床開発と(2)シングルセルから観た炎症社会解明をめざした情報炎症学の確立に向けた研究に邁進している
上羽悟史[ウエハサトシ]
1999年、東北大学農学部卒業、2001年、東北大学大学院農学系研究科修士課程修了、’04年、東京大学大学院医学系研究科医学博士課程修了(松島綱治教授)。博士課程修了後、東京大学大学院医学系研究科分子予防医学教室の研究員、助教、講師を経て東京理科大学生命医科学研究所炎症・免疫難病制御部門にて准教授(現職)
七野成之[シチノシゲユキ]
2012年、東京大学薬学部卒業、’14年、東京大学大学院医学系研究科医科学修士課程修了、’18年、東京大学大学院医学系研究科医学博士課程修了(松島綱治教授)。博士課程修了後、東京理科大学生命医科学研究所炎症・免疫難病制御部門にて助教(現職)
中島拓弥[ナカジマタクヤ]
2011年、麻布大学環境保健学部卒業、’13年、麻布大学大学院環境保健学研究科環境保健科学専攻博士前期課程修了(松田基夫教授)、’18年、東京大学大学院医学系研究科医学博士課程修了(松島綱治教授)。博士課程修了後、東京理科大学生命医科学研究所炎症・免疫難病制御部門にて博士研究員(現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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