内容説明
「豊穣祭の開催地は、南領だ」雛女になってはじめての外遊先に選ばれたのは、雛宮一の嫌われ者、慧月の領地だった!後見の妃もいない中で、準備に追われる慧月。玲琳はそれを全力でサポートしながらも、はじめての外遊に心を躍らせていた。しかし…。何者かから儀式を妨害された慧月は、焦りのあまり力が暴走!またしても玲琳と慧月の身体が入れ替わってしまった!そんな混乱の最中に、慧月を攫おうと企む邑の民まで現れ、なぜか玲琳は兄とともに自ら捕虜となるのだが…!?身動きの取れない堯明、独自に追いかける辰宇、そして過保護な玲琳の兄たちが大暴走する第3巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
45
2巻で綺麗に終わったと思ったけど、3巻も面白かったー!暁明・各雛女と共に南領へ豊穣祭のための外遊編。中盤ゲラゲラ笑ってしまった玲琳と景行と稲田生活、辰宇様の押し押し♡、見え隠れする事件の陰謀、玲琳の真の意味での人間的成長…と読み応えたっぷり。そして何より!やっぱり(というかもはや全員では!?)な、ヤバい女の本性登場!1冊で終わるかと思ったけど解決まで至らず、4巻でも楽しめるなんて嬉しい。早速読みます!2022/05/14
星野流人
37
今回もおもしろかったです。はじめての外遊でも案の定入れ替わってしまうふたりですが、賊にさらわれた玲琳が自由奔放に周りを振り回すのは期待通りの楽しさ。天然の人たらしで籠絡していく様は何度見ても楽しいです。窮地に追い詰められた慧月が喚くのを見るのも、なんだか微笑ましい気分で読めますね。そして物語はこの巻だけで収まらず、最後の最後にとんでもない黒幕をちらつかせての……続く! 次巻ではここまでいいとこなしの慧月の反撃も見られるのでしょうか? とにかく気になるし、とても楽しみです!2023/09/28
はなりん
34
外遊編前編?終わってなかった。朱家の管轄の南領へ皇太子と雛女達。彗月が取り仕切る祭事で彗月(中身は怜琳)が攫われる。この地で起こっている事と裏で糸を引く他家の存在が。邑に攫われた怜琳の体育会系のノリでの悪女ぶりが相変わらずで楽しい。怜琳の兄が同じなので安心感もあり、暴走が加速してます。敵が明らかになってきたところで続くなので、続きが気になる。2023/07/30
ぐっち
26
新作は(2巻でちょっぴり出ていた)玲琳のお兄ちゃんズ登場!長兄と二人合わせると3倍って息が合いすぎで、改良しまくりでパワーアップしとる…。悪女のはずの彗月がもはや心配性のいい友達と化していて可愛いですね。お話が収まらなかったので、次巻も楽しみにしています。2022/01/04
starly
19
新たに玲鈴の2人の兄が登場して玲琳のはっちゃっけぶりが2倍…いや3倍。大人しくなるどころかどんどん自由奔放となる主人公、玲琳。予測不可能な行動、言動に目が離せないくらい夢中にさせてくれます2022/05/02