ＩＤコミックス ＲＥＸコミックス バーナード嬢曰く。 〈３〉

施川ユウキ

一迅社（2016/10発売）

• サイズ コミック判／ページ数 130p
• 商品コード 9784758066266
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[海猫]

ひさびさに出た3巻。ページを開いてつい「アニメと絵が違う！」と思ってしまった。漫画のほうが先ってわかってはいるんだけれども。自意識過剰な神林と無意識過剰な町田とのドツキ漫才中心になってきた。だんだん私が読んでない本のほうが多く出てくるようになったが、知らない本を知る機会になるし、本について登場人物らが語ってる様がとても楽しいのでこれでいいのさ。ところで羆嵐って本そのものは持ってて未読なんだけどそんなに面白いんかいっ！読まないかんなー。ということで4巻が出ることにも期待しておりますですよ。

2016/11/09

[へくとぱすかる]

ほとんど既刊３冊一気読みみたいになってしまった。本についての話っておもしろすぎるんだよね。ド嬢の態度は相変わらずかもしれないけど、読書家になりつつあるのがすごい。ところで停電の夜の読書って、図書室でそこまでしていいのか？　危険すぎるから、みなさんは絶対マネしないでね。

2016/11/16

[yoshida]

3巻になり、神林さんの魅力が増してきた。読書好きあるあるも国内作品や、特別な状況での読書等、新たな展開。ついつい引き込まれ一気に読了しました。手塚治虫さんの「火の鳥」の回での、「鳳凰編」での「我王」推しと、「復活編」での「ロビタ」推し。どちらも好きだが私は「我王」推しです。私の好きな吉村昭さんの作品も登場しました。高校生で「羆嵐」を読むのは、かなりの読書好きだと思う。私が吉村昭さんの作品を初めて読了したのは30代になってからの「羆嵐」でした。読書に対する愛情が伝わり、楽しい読書時間が過ごせる作品です。

2016/11/23

[oldman獺祭魚翁]

1・2巻に続いて読破！　まぁ相変わらず本読みには耳に（眼に？）痛い言葉が飛び込んでくる。作者はあとがきでビブリオバトルネタを断念したと語っている。確かにビブリオバトルだと「この話は不快感を抱く人が居るんじゃないか？」など、ネットで炎上をしたくないので、言葉を控える部分が多々あるので難しい。 ド嬢達は友達同士遠慮のない発言をしてるから、ある意味耳が痛いけど、盗み聞きしたら「プッ」と吹き出してしまうんだろう。　えっ内容について書いてないって？それは読んでのお楽しみだから、皆1巻から買って読んでね(^O^)

2016/10/30

[古古古古古米そっくりおじさん・寺]

不思議な漫画だなぁ。まだ３巻だからというのもあろうが１冊ずつ世界が違って見える。３巻は青春物の側面が増している。バーナード嬢も周囲の感化からか結構な読書家に。坂口安吾『不良少年とキリスト』を読んで泣くバーナード嬢・町田さわ子に少し貰い泣き。私が安吾贔屓だからだが。この漫画、どんなブックガイドよりも本が読みたくなる。そしてさわ子と神林の初喧嘩。二人の友情が良い。ふと思う。親友なんて実は恋人だと。神林はいつもさわ子の友情に胸キュン。これを百合だと思うのは実につまらない。時に恋に一瞬タッチしなくて何が友情か。

2017/01/16